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家づくりの「総予算」って、どう考えるの?

木の注文住宅を100棟以上建ててきた「創建工房代表の松藤慎二郎氏に聞く! マイホームを考え始めたばかりのママに、家づくりの極意をお伝えする“成功するための家づくり講座”。興味を持った方は、創建工房が主催する『家づくり 寺子屋(全5回)』にもご参加してみてくださいね。

成功するための家づくり講座 マイホームが欲しいママに、成功の秘訣を教えます CHAPTER2

講師/縁 創建工房 代表取締役 松藤 慎二郎

講師/縁 創建工房 代表取締役 松藤 慎二郎
大工としてたくさんの現場に携わった後、2000年に兄と「松藤住建」を設立。「子の代、孫の代まで住み継ぐことができる、21世紀の民家を作る」と決意して2007年に独立。現在の「縁 創建工房」を立ち上げる。細部までこだわった、自然素材の家づくりが口コミで評判となり、住宅専門誌などでも多数紹介されている。

物件価格だけじゃない!? ”本当の”家の値段とは

前回は、家を建てるためにはまず、感覚ではなくしっかりと自分のものさし=判断基準で考えることが大切だとお伝えしました。
その判断基準のなかでも、一番の核となるのは「お金」。今回は、家づくりの成功のカギを握る「お金」について、考えてみましょう。
みなさんは、家づくりの「総予算」を考えたことがありますか?
たいていの方がまず「物件価格」そして家具・家電などの「諸経費」だと思います。
実際にはどうでしょう?
ここで図1を見てみましょう。

例えば、3000 万円の物件を35年ローンで購入したとします。
ここにプラス登記や家具・家電購入などの諸経費が200万円程度必要となってくるのは想定内かもしれません。
しかし、次の維持費(家を保有するのに必要な費用)に注目です。
35年間にかかる維持費はなんと1760万円!
その主な内訳は、光熱費約800万円、修繕費として約960万円です。
修繕費にかかる例としては屋根の葺き替えに100万円、10年に1度は必要とされる外壁メンテナンスに360
万円(1回120万円×3回)、同じく10年毎に部品の交換が、20年で本体交換が出てくるシステムキッチン、
バス、トイレなどの水回り設備のメンテナンスに約400万円、白蟻駆除、畳・ふすまなどの室内リフォームな
どなどで100万円……
こうしてみると、35年間、リフォーム代だけで1000万円などカンタンに超えてしまうかもしれません。
※図2参照

そして最後に、勉強されている方とされていない方では、選ぶ住宅ローンによって、金利も変わってきます。(総額6133万円)
つまり、物件価格の倍額はかかることになります。

「今」か「未来」か。 視点の先が違えば、未来も変わる

目の前のことで毎日がいっぱいいっぱいの子育て世代。
どうしても「今」しか見えないのは致し方ないところではありますが、子育てが一段落した50代、
60代になった時、気がつけば貯金がなくなってしまっている!といった状況も想定しなくてはなりません。
人生の3大支出とは、「住宅」「教育」そして「老後資金」。
ローン返済中には教育資金が、返済目前および返済後には貯金を切り崩しての老後生活が待っていることを考えて計画を立てていかねば、とんでもないことになってしまいます。
家を建てる際には、どれだけ将来を想像できるか、つまり目標に向けて逆算することが必要なのです。

初期投資をして未来を 節約できる家という提案

どこを節約をすればよいか?というと、
これは図3の一例ですが、光熱費やメンテナンスがかかりにくい工夫の凝らされた住宅を購入することもひとつの方法です。

素材にこだわり、工夫が施されている分、物件価格は高くなりますが、維持費は光熱費に約540万円、修繕
費に約460万円と抑えられ、35年間で比較すると約500万円の削減が可能。
初期費用は高くつきますが、その分あとでトクをするという計算になります。
今だけを考えて安く済ませ、後からお金がかかる「後払い」か、それとも先を考えて初期投資をし、後をラクに過ごしていく「先払い」か……。
ぜひ、将来の暮らしを想像し、リスクを考えたうえで、家づくりに向き合ってみてください。

縁 創建工房
 ■住所/寝屋川市萱島東3-18-8 
 ■営業時間/9:00~19:00
 ■定休日/毎週水曜日

http://www.sokenkobo-en.co.jp/

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