そのとき、あなたはどうする?|災害発生時はこう動こう!
地震や火災・水害。もしものときに備え、災害が起きたときに どう行動すればいいのか、防災アドバイザーの方に教えてもらいました。 どんなときでも焦らず行動できる知識を身に付けましょう。
地震が起きた場合
①買い物中は慌てて飛び出さない
スーパーやコンビニにいるときに地震が起きた場合、割れものが多い棚や、ものが落ちてきそうな棚から離れてしゃがみ、買い物かごやカバンで頭を守ってください。やみくもにウロウロせずに、揺れがおさまるのを待ちましょう。
②エレベーターでは各階のボタンを押す
エレベーターに乗っている場合は、階数ボタンをすべて押し、停止した階で降りましょう。閉じ込められてしまった場合は、非常ボタンを押して連絡を。すぐに応答がない場合もありますが、慌てずに待つことが大事です。
③電車・バス乗車時は乗務員の指示に従う
電車やバスの車内では、普段から手すりやつり革につかまっておくと、何かのトラブルや地震が起きた際に緊急停車しても飛ばされずに済みます。また、あわてて車外に飛び出したりせずに、車内放送を待って、指示に従うようにしましょう。
④家の中ではむやみに子どもの名前を呼ばない
子どもが近くにいるときは向かい合い、子どもの頭をお腹に抱えて丸まり、自分の頭はクッションなどで守りましょう。別の部屋にいる子どもを呼ぶと、その場から動いてしまい危険です。揺れがおさまってから、子どものもとへ向かいましょう。

いまできる対策家具を固定する
冷蔵庫やテレビ、電子レンジ、棚が倒れないよう固定しましょう。キャスターはロックをかけ、食器棚や本棚にはすべり止めシートを敷き、扉には耐震ラッチを装着。ガラスには飛散防止シートを貼りましょう。
寝る前は片付ける
いろんなものが出しっぱなしだと揺れで飛散し、避難するときに危険です。包丁や食器はできるだけ片づけ、充電・電気コードは引っかからないようにスッキリまとめておきましょう。
割れにくい雑貨を選ぶ
棚には軽いものを上、重いものを下に置きましょう。素材は、ガラスをプラスチック、陶器を木やブリキ製品など、割れにくいものへ変更。インテリアと防災を組み合わせて楽しんでみてください。

火災が起きた場合
①大きな声で知らせる
火災が起きていることを大きな声で周囲に知らせることが何よりも大事です。煙は吸い込むと危険なので、低い姿勢を保つことを意識し、素早く避難するように心がけましょう。
②火が広がらないようにする
自分の背より火が小さい場合、初期消火できる可能性があります。消火器のピンを抜き、ホースを火の根元に向け、レバーを勢いよく引いて火を包みこむように噴射を。火が大きい場合はその場をすぐ離れ、燃え広がらないように扉を閉めて避難しましょう。
③服についた火は すぐに消す努力を
花火などで衣服に火がついてしまったときは、慌てずに寝転がり、燃えているところを地面に押し当ててゴロゴロ転がって火を消しましょう。決して走り回らないようにしましょう。
※子どもと花火などをしながら一緒に練習をしておきましょう

いまできる対策
●消火器の使い方を覚えておく 合言葉は「ピン・ホース・レバー」 ●防火布などの消火グッズを常備 ●花火は水を用意し、子どもから目を離さない
水害が起きた場合
①地下から地上、 少しでも高いところへ
地下にいる場合はあわてず、押し合わずみんなで整然と動き、地上に移動を。家にいる場合は冠水前に早めに避難することが大切です。万が一逃げ遅れた場合は、崖から離れていて、少しでも高い場所へ垂直避難しましょう。
②河川・崖には絶対に近づかない
避難経路はハザードマップで事前に確認しておきましょう。急な水かさの変化、地盤のゆるみに備え、たとえ遠回りになっても、河川の近くや土砂崩れの可能性がある崖などの近くは通らないようにしましょう。
③車で冠水道路を通らない
冠水した道路は凹凸がわかりにくく、車が深みにはまると身動きが取れなくなります。また、水かさが増すと水圧で扉が開かなくなり、車内に閉じ込められてしまいます。無理に通るようなことは避けましょう。

いまできる対策
●ハザードマップで自宅の冠水度合いを把握 ●避難経路は2つ以上考えておく ●避難用アプリを使い慣れておく ●土嚢や溝掃除用の道具を準備する
教えてくれたのは

おもしろ防災アドバイザー
南 あきこさん
防災士、防災備蓄収納1級プランナー、防災備蓄管理士など防災や整理収納にかかわる資格を持つ。暗くなりがちな防災の話を楽しくわかりやすく伝える講座を、関西をはじめ全国で開催。またTV、雑誌、新聞など各メディアでも活躍。
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