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なぜなぜ期の乗り越え方|ともに育つ・育む

いやいや期が落ち着いたと思ったら、「なぜ?」「どうして?」の質問攻め! そんな「なぜなぜ期」の乗り越え方を守安あゆみ先生にお聞きしました。

2~6歳頃の子ども達は 知りたいことがいっぱい!

「なぜなぜ期」とは、幼い子どもが身の回りのものやできごとについて「なぜ?」「どうして?」と繰り返し質問する時期のこと。心理学的には「質問期」と呼ばれ、だいたい2~6歳頃といわれています。ヒトの脳は3~6歳の間に成人の80~85%まで成長するといわれており、この時期に、子どもは見える世界がどんどん広がり、言語能力も発達します。さまざまなものやできごとに興味関心が沸き上がるため、親としては、日々子どもから質問攻めにあい、イライラしたり、答えに窮することもあったりして、なかなか大変な時期でもありますね。

質問攻めの子どもと上手に関わるためのコツは?

子どもがたくさん質問してくるのは、興味関心が外に向かい、子どもの世界が広がってきた証拠でもあります。子どもが「なんで?」「どうして?」と繰り返し聞いてきたら、「おお、今この子の世界はどんどん広がっているぞ」と心の中でつぶやいてみてください。知っていることであればその場で教えてあげればよいですし、知らないことは一緒に本で調べたり、ママが知らないことは「ごめん、わからないんだ」とありのままの姿を見せてあげることで、子どもは安心します。「パパに聞いてみようか」と提案するのも良いでしょう。あまりにもしつこく何度も聞かれると気持ちが滅入ってしまうこともあるので、ママ友と話をしたり、地域の子育てひろばなどに足を運んで話を聞いてもらったりして、ママが一人で抱え込まないことも大切です。

「なぜなぜ期」には個人差も… 内面を豊かにできる環境が大切

何でもかんでも質問攻めの子もいれば、もともと口数が少ない子や、静かに観察するタイプの子もいます。「なぜなぜ期」があるかないかは問題ではなく、子どもの内面を豊かにする環境があるかどうかが大切。例えば自然の中には不思議がいっぱいあるので、里山に出かけたり、遠出をしなくても家の周りを散歩して自然に触れることで世界は広がります。ぜひお子さんと一緒に不思議探しをしてみてください。

答えは正解でなくてもOK!まずは質問を受け止めて

この時期の子どもはまだファンタジーの世界に生きているので、必ずしも科学的に正しい知識を伝える必要はありません。例えば「なぜ風は吹くの?」と聞かれたら、「風さんはお洗濯を乾かしてくれてるんだよ」「○○ちゃんが暑いっていったから涼しくしてくれているんだね」などの答えで満足するでしょう。「○○ちゃんはどう思う?」と質問で返すのも良いでしょう。科学的な答えが知りたい子はインターネットや本で一緒に調べるのも良いですね。何度も同じ質問をされてうんざりすることもあるかもしれませんが、子どもの質問を無視したり、「うるさい」「何度言ったらわかるの」と否定することだけは避けましょう。無視や否定は子どもの自己肯定感を下げてしまいます。子どもは何度も同じ答えが返ってくることで安心感を得ているのです。根気よく答えてあげましょう。

この時期だけのファンタジーを親子で一緒に楽しんで

子どもの考えた答えは科学的に正しくないこともたくさんありますが、先ほどもお伝えしたように、なぜなぜ期の子どもはファンタジーの世界に生きています。ですから、科学的でなくても、正しくない答えでもよいのです。成長と共に正しい知識は身についていきますので、「なぜなぜ期」ならではの答えを親子で一緒に楽しんでいただければと思います。「なぜなぜ期」があろうとなかろうと、目の前の子どもをまるごと受容し、温かいコミュニケーションをすることで、子どもの心は健やかに成長していくことでしょう。

子どもの好奇心を育てる答え方

大切なのは正しい答えではなく、子どもの質問に向き合うことです。

教えてくれたのは… 

認定NPO法人コクレオの森 副代表理事
守安あゆみ 先生

オルタナティブスクール「箕面こどもの森学園」スタッフ。認定子育てHATマイスター、メンタルファウンデーション認定コーチとして、子育て講座やファシリテーター講座を行う。共著に『みんなで創るミライの学校』(築地書館)など。

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この記事を書いた人

まみたん編集部

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