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パパの育児休業|ともに育つ・育む

2022年度より新制度が始まり男性も育休を取得しやすくなりました。 パパの育休について社会保険労務士の黒木先生に伺いました。

2020年、パパの育児休業率が過去最高の12.7%に!

厚生労働省発表の「雇用均等基本調査」によると、2020年の民間企業に勤める男性の育児休業取得率は12.7%で過去最高でした。働き方改革やワークライフバランスが叫ばれる中、飛躍的に伸びることは期待できないかもしれませんが、少しずつ浸透してきています。しかし、休業日数が5日未満の割合が高く、業種によって大きな差があるなど、まだまだ男性の育児が当たり前とはなっていないのが実情です。

パパの育休Q&A

Q.パパとママで育児休業の内容は異なりますか?

A.
ママは出産後に「産後休暇」がありますが、パパは出産するわけではないので、「産後休暇」ではなく、お子さんが誕生してすぐ(または予定日以後)に育児休業を開始することができます。育児休業時に一定の条件を満たした時に受け取れる「育児休業給付」は、休業を始める前の収入に応じて決まるため、パパとママで給付率に差が生じることはありません。

Q.パパが育児休業を取得したらママの育児休業はどうなる?

A.
現在の法律では、夫婦ともに育児休業を取得できる制度(パパママプラス制度など)があります。どちらかが育児休業を続け、どちらかが復帰または一部復帰するなど、ご家庭の生活スタイルに対応できるように設計されています。復帰後の働き方も視野に入れ、お互いの勤務先と相談しながら利用しましょう。

Q.ママが仕事をしていなくても育児休業を取得できる?

A.
ママが専業主婦、または求職中などでお仕事をしていなくても、パパは育児休業を取得できます。また、共働き世帯であっても夫婦そろって育児休業の取得が可能です。

Q.ママの産後1ヶ月だけでもパパの育児休業は取得できる?

A.
通常、育児休業の取得は原則1回まで(令和4年4月現在)ですが、お子さんが生まれてからパパが8週間以内に育児休業を取得した場合は、再度育児休業が取得できる「パパ休暇」制度があります。この制度を利用して、計画的にパパがママのサポートをするという方法もあります。

Q.パパが契約社員でも育児休業は取れますか?

A.
契約の内容によって異なりますが、期間が決められている契約をしている方であれば、申し出の時点で、お子さんが1歳6か月になる誕生日の前日以降もその契約(更新される場合には、更新後の契約)が継続することが決まっている方は、育児休業が取得できます。

Q.フリーランスの場合は?

A.
育児休業給付の財源は雇用保険ですので、フリーランスや自営業の方など、いわゆる事業主として扱われる方への給付は雇用保険では準備されていません。ただし、お住まいの市区町村によっては独自の給付がある場合もあるので、確認してみるとよいでしょう。

パパが育児休業を取得する最大のメリットは

「日々変化する子どもの成長を夫婦で見守ることができること」が一番のメリットだと思います。ただ、人によって得手不得手があるので、パパが育休を取ったからといって家事のサポートをするべき、などの固定観念は捨てて、できれば出産前に、お互いにできることできないことをよく話し合っておきましょう。

新制度のポイント

制度の内容や期間は、 個別に勤務先に確認しましょう。

教えてくれたのは… 

社会保険労務士法人Winz
代表 黒木 潤 先生

2003年に社会保険労務士として独立。約20年に渡り労務に関するコンサルティング業務に従事する一方、2012年より学習塾を運営。高校生の一人娘を持つパパ。

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この記事を書いた人

まみたん編集部

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