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元気に冬を乗り切ろう!風邪&インフルエンザ予防|ともに育つ・育む

風邪やインフルエンザが流行する季節。 予防方法やワクチンの接種時期、冬の体調管理のポイントについて、 小児科の先生に伺いました。

乳幼児が冬期(12月~2月頃)にかかりやすい疾患は?

乳幼児が冬期に特に罹患しやすい病気には、インフルエンザ、RSウイルス感染症、急性気管支炎、急性中耳炎、急性胃腸炎(ノロ・ロタ・アデノ等)のほか、溶連菌感染症などがあります。また最近は冬にも手足口病などを見かけるようになったので、季節を問わず注意したほうがいいでしょう。幼稚園や保育園などは集団生活のため、クラスや園全体、職員にもあっという間に感染してしまう場合があります。だからこそ、毎日の予防が大切なポイントとなるのです。

インフルエンザ予防のワクチンは、
毎年いつ頃までに接種するのがベスト?

インフルエンザ予防のワクチンは、生後6ヶ月から13歳未満が2回接種になります。例年10月から接種が開始され、4〜5週間空けて2回目を接種するというのが一般的です。
予防のワクチンは流行する前に接種することが理想ですが、今年は9月から流行していたので、すでに罹患してしまったお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。すでにインフルエンザに罹患してしまった場合でも、完治後1〜2週間して体調が戻ってきたら接種しておくのがおすすめです。インフルエンザには様々な型があるので、一度かかっても、また違う型のインフルエンザにかかる可能性があるからです。「1回目を接種して、2回目を接種する前に風邪にかかって2ヶ月以上空いてしまった」という場合でも、治った後に2回目を接種されることをおすすめします。
以前は卵アレルギーがあるとインフルエンザワクチン接種を見合わせることが多かったのですが、現在は問われません。卵アレルギーがあってもかかりつけ医と相談の上、接種できます。
また、乳幼児のインフルエンザワクチンも大切ですが、ご両親、兄弟、祖父母など家族の方が接種することで赤ちゃんに感染させるリスクを軽減させることも大切です。乳幼児を夜遅くまで連れ回すと睡眠リズムが乱れ、免疫力が低下します。規則正しい生活を心がけることが大切です。

どんな症状が出たら病院に行くべき?
市販の風邪薬や解熱剤を使っても大丈夫?

インフルエンザは風邪ではありません。発熱だけでも、いつもと違うなとママ・パパが思ったら受診していいと思います。鼻が出る、咳をした、発熱したからといってすぐ受診するのではなく、ホームケアで2〜3日しても良くならないときに受診すればいいのですが、いつもと違うなと感じたときは受診してください。
小児科医は市販薬を基本的に勧めません。処方されるいつもの風邪薬をどんなときに使っていいか、前もってかかりつけ医に聞いておくと、いざというときに安心です。

ワクチン接種以外の予防方法は?

乳幼児にマスクをさせても、頭や顎にずれてしまっては意味がありません。マスクを嫌がったり、うがいがうまくできなかったりする場合も多いでしょう。喉からのインフルエンザウイルスの侵入を防ぐために、お出かけの最中や帰宅後に喉を潤す飲み物を与えて保湿してあげましょう。うがいが難しい場合も、生活リズムの区切り目に水分を与えてみてください。その場合はジュースやイオン水ではなく、麦茶などがおすすめです。部屋の換気も有効です。朝・昼・夕方に、空気の流れができるように部屋の2カ所を開けてください。換気扇を回してもいいかもしれません。

子どもの調子はいつもそばにいる保護者が一番良く知っています。「食欲がないかも?」「お腹がゆるめかも?」「鼻が出ているかも?」と気がついたら、食事内容を見直したり、1枚多く着せてあげたりなど気を付けてケアをしてあげてください。それだけで自然に治ってしまう子どももいます。また体調が悪そうであれば、たとえ旅行をキャンセルすることになっても、親の都合で連れ回さないようにしてあげてください。
寒さやウイルスに負けず、元気に冬を乗り切るために、家族みんなで風邪・インフルエンザ予防を心がけていきたいですね。

インフルエンザと風邪の症状

インフルエンザの感染力は非常に強く、日本では毎年約1千万人、約10人に1人が感染しています。

(首相官邸HP「(季節性)インフルエンザ対策」より)

教えてくれたのは… 

細部小児科クリニック 院長 細部千晴 さん
日本小児科学会小児科専門医、日本小児科医会子どもの心相談医。
自らの子育て経験を活かし、地域の子育て支援やペリネイタルビジット(出産前出産後小児保健指導)に尽力している。著書に『この1冊であんしんはじめての育児事典』(朝日新聞出版社)、監修書に『マンガでわかる!妊娠・出産はじめてBOOK この1冊ですべて解決』(KADOKAWA)がある。

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この記事を書いた人

まみたん編集部

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