住宅購入の流れ
①返済可能額を算出し、
購入予算を把握
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②間取り、住宅設備などのこだわりを整理
▼
③相場から予算に合った
建物・土地エリアを選定
▼
④ハウスメーカーや
工務店の情報を収集
▼
⑤評判の良い営業に
担当してもらう
▼
⑥モデルルーム見学・
入居宅訪問などに参加
▼
⑦予算に合った建物・
土地を提案してもらう
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⑧資金・修繕費を含め
お金の流れを最終確認

住宅購入に必要なお金のこと
人生最大の買い物ともいえる住宅購入。「知らなかった」では済まされない購入するまでの予算決めや、購入後の住宅ローン、お得な制度や家にかかる税金について、学んでおきましょう。
◆購入予算
①金融機関のローン審査で借りられる額は、年収や信用情報などから、金融機関独自の審査基準で融資上限額が決められています。②ライフプランから返せる額は、将来の収入と支出を整理し、家族構成や働き方、趣味など、自分たちのライフプランから返済可能額を割り出し、貯蓄が底をつかない範囲でローン額を算出します。①②のどちらか額の少ない方の借入額をベースに返済可能額を算出することで、借入する住宅ローン金利から借入可能額を計算できます。
◆住宅ローン控除
住宅ローン控除は年末の住宅ローン残高×0・7%が税額控除される仕組みで、建物の省エネ性能や耐久性能によって控除対象となる住宅ローン上限額が変動します。認定住宅を建てて2023年中に入居すれば、最大年間35万円の税額控除を13年間受けられます。共働きの場合、夫婦で住宅ローンを組むとそれぞれ住宅ローン控除が受けられます。控除額が最大になるよう2人のローン額の割り合いを調整すると、大きな節税につながります。
◆住宅購入にかかる税金
住宅購入時には印紙税、登録免許税が必要となります。また、建物には消費税が必要です。これらの税金は住宅購入時の諸費用として通常は見積もられています。土地・建物の購入後には不動産取得税が一度だけ必要になります。
不動産取得税は控除が大きいので負担額が少ない方も多いと思います。マイホームの引き渡しを受けると、毎年、土地と建物に対して固定資産税・都市計画税がかかってきます。

覚えておきたい用語集
聞いたことがある用語から、初めて耳にする制度の名前まで、知らないと損をする不動産用語の中から、まみたんママにオススメな5つのキーワードをピックアップしました.
KEYWORD:1 坪単価
坪単価とは総額÷坪数で計算したもので、総額に含まれる項目や坪数の基準は建築会社同士で統一されていません。坪単価だけで比較すると失敗につながりやすいので、坪単価に惑わされるのではなく、屋外工事費やオプション、諸費用を含めて請負総額がいくらになるのかが重要になります。
KEYWORD:2 省エネ基準義務化
2025年度からの新築住宅は、省エネ基準をクリアすることが義務付けられます。2050年カーボンニュートラル実現に向けて、住宅の省エネ性能を段階的に引き上げていく政府の方針で、省エネ基準は最低限の建築基準となり、省エネ性能に優れた住宅には優遇措置が用意されています。
KEYWORD:3 こどもエコすまい支援事業
子育て・若者夫婦世帯が特に省エネ性能に優れたZEH(ゼッチ)住宅※を購入する場合、100万円の補助金がもらえます。2023年12月末までに交付申請が必要で、申請はすべて建築会社が行います。2022年4月1日時点で18歳未満の子どもを有する世帯か、夫婦のどちらかが39歳以下の世帯が対象です。
KEYWORD:4 長期優良住宅
建物の様々な性能を客観的に評価し、長期間に渡って良好な状態で住宅を使用するために作られた住宅の評価制度で、劣化や耐震、省エネなど10項目の性能を国の認定機関が評価しています。2022年には省エネ・断熱性能の等級ランクが追加され、税金・金利・補助金等の優遇が受けられます。
KEYWORD:5 フラット35
長期固定金利の住宅ローンです。融資実行時に返済終了までの金利が確定します。住宅性能、長期優良住宅、子育てや地域移住などの地域連携の組み合わせによって金利優遇が受けられます。ZEH住宅で長期優良住宅の認定を受ければ、10年間0.5%の金利優遇を受けることができます。

教えてくれたのは・・・

家づくりコンサルティング株式会社
1級FP技能士 CFP® 宅建士 熊谷 一志(くまがい かずし)先生
大手ハウスメーカーで約11年間住宅営業に従事した後、家づくり専門のコンサルティング会社を設立。これまでに5,000件を超える家づくり相談を行い、講演・TV・新聞など多数出演。フジテレビ「笑っていいとも!」ほか
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