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早期教育について 知ろう|ともに育つ・育む

早期教育ってよく聞くけれど、どんなことをすればいいんだろう? 早期教育のメリットや選び方を、会田夏帆先生に伺いました。

「早期教育」って?

早期教育とは、一般的に就学前の子どもの本来の学年よりも先取りで行う教育のこと。特に読み・書き・計算などの知的教育を指すことが多いですが、乳幼児期に行う教育全般を早期教育ということもあります。2000年にノーベル経済学賞を受賞したヘックマン氏が行った教育研究「ペリー就学前プロジェクト」によって、乳幼児期に「非認知能力」を高めることが生涯にわたって良い効果を発揮することがわかりました。非認知能力とは、好奇心、探究心、自制心ややりぬく力、粘り強さなどの生きる力のこと。これらの力は安心できる環境で、子どもが夢中になって物事に取り組んだり試行錯誤したりすることで培われます。

早期教育にはどんな種類があるの?

就学前から行われる代表的な世界の教育法や日本で行われている習い事の一部をご紹介します。

モンテッソーリ教育

「子どもには、自分を育てる力が備わっている」と提唱し、大人は子どもが自ら成長できるような環境を整え、成長を見守る大切さを説いています。

シュタイナー教育

子ども一人ひとりの成長過程や個性を大切に、からだ・こころ・あたまの順にゆっくりと育てます。記憶や訓練ではなく、芸術などを使って体験を大切にする教育です。

レッジョ・エミリア・アプローチ

1991年に“世界で最も優れた10の学校”に選ばれた学校が実践していた教育法。アート活動や少人数グループでのプロジェクト活動などを行います。

習い事

水泳やサッカー、体操、武道などの運動系、ピアノやリトミック、美術、造形などの芸術系、知育や英語、そろばん、プログラミング、科学実験などの学習系など多岐にわたります。

日々の笑顔が増えるような習い事を選ぼう

習い事はその習い事を通して親子の日々の生活が豊かになりそうか、子どもが楽しめそうかを基準に選ぶとよいでしょう。例えば、ピアノを習う場合、親子で一緒に弾いたり、子ども自身がピアノを弾くことが好きなど、ピアノを生活に取り入れることがプラスになるのであればおすすめの習い事となります。しかし、子どもが練習をしないからとイライラするのであればおすすめはできません。それぞれの家庭・子どもにあった習い事を選んでくださいね。

やる気を引き出すコツはまず、親が楽しむこと!

習い事をしても子どもがなかなかやる気にならないこともあると思います。やる気を引き出すコツは、まず親が先にその習い事を楽しむこと。絵画だったら親が絵を積極的に描く、水泳だったら休日に家族でプールに行って親が楽しそうに泳ぐなどです。
乳幼児はまだ先を見通す力が弱く、その習い事をするメリットを見出してやる気を出すのは難しいものです。まずは親が楽しそうに行う姿を見ることで、子どもも自然と「やってみたい!」と思い、やる気が出てきます。それでも子どもが興味を持たない場合は、それもその子の大切な個性として子どもの意志を尊重してあげてくださいね。

「早期教育=幸せ」ではなくその子らしさを見つける手段

早期教育を受けたら幸せになれるわけではなく、早期教育はあくまでも幸せに生きるための手段の一つです。早期教育によって子どもの好きなことが見つかったり、楽しく過ごせる時間が増えたりすることが大切です。怒って何かをやらせようとしたり、子どものことを否定してしまったりするのは逆効果。親は子どもの能力を伸ばすことばかりに意識を向けるのではなく「どんなあなたも大好き」「生きていること自体が素晴らしい」ということを伝えてあげてくださいね。もっとも良い早期教育は、子どもがその子らしく生き生きと、そして親子ともに笑顔で幸せに過ごすことです。

早期教育のメリット

どんな教育でも、子どもと親が一緒に楽しんでできることが 一番大切です。

教えてくれたのは… 

日本乳幼児遊び教育協会 代表
会田 夏帆先生

「自分らしく幸せに生きる」を教育理念として、乳幼児向けのアートと遊びの親子教室や、小学生向けの科学とアートのSTEAM教育の教室を開講。子育て講座や保育士研修など、保護者や教育者に向けた活動も行う。

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この記事を書いた人

まみたん編集部

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