保育園・幼稚園には ヒントがいっぱい!子どもと過ごす部屋づくり 〜空間・レイアウト編〜

0歳~6歳までの6年間の間に、心身ともに大きく成長する大切な乳幼児期。 たくさんの子ども達がともに過ごす保育園・幼稚園は、安全や衛生面に配慮した工夫とアイデアが もりだくさん!子ども達が快適に過ごす環境づくりをヒントに、家でマネできる工夫やアイデアを紹介!

子どもの発達・成長のようす

0歳児

●寝返り〜おすわり〜はいはい……と、発達が著しい時期。
●おもちゃは口にいれても危なくない大きさ&形状のものを。誤飲に注意!
●睡眠中の呼吸の妨げになるものは顔の周りに置かない。
●床は安全な素材でいつも衛生的に。

1〜2歳児

●歩行が始まり、探索活動もさかんに。思わぬケガに注意!
●興味や関心に応じて、自分でおもちゃや絵本を取り出せるよう工夫。
●おもちゃの取り合いや、噛みつきも……目を離さないように!

3〜4歳児

●友達とのごっこ遊びが楽しくなる時期。ままごと、ブロック、乗り物、パズルなど、制作・造形遊びも楽しい時期。
●自分で片づけられるよう工夫。

5〜6歳児

●生活に見通しが持てるように。また、周りの人や環境にもますます興味が広がる時期。
●壁や机にひらがなや数字、地図などを貼り自然に興味を持てるように。

〜 あんぜん・くつろぎ 〜

<span style="color: #f08080;">照明</span>

灯りが目に影響を与えないよう配慮。こまめに調光できるLEDや間接照明を組み合わせている。

LEDライトは100円ショップでも入手可能。キャンドル型のおしゃれなものも!

<span style="color: #f08080;">家具・間仕切り</span>

腰高の家具やパーテーションで仕切り、衣・食・住の空間にメリハリを。子どもにも目が行き届く。

カラーボックスや板材を組み合わせてつい立てをDIY!リビングにも子ども空間が作れる。

<span style="color: #f08080;">角・指挟み対策</span>

ぶつけたり、挟んだりと、思いがけないケガも多い時期。家具の角は面取り、指挟みカバーは必須。

指はさみカバーは、ホームセンターでも入手可能で取り付けも簡単。

<span style="color: #f08080;">ピクチャーレール</span>

釘を打たなくても絵やモビールを吊るすためのフックを取り付けられるピクチャーレール。天井の空間を有効活用。

カーテンレールを活用して、窓辺や壁がギャラリーに♪子どもの立体的な作品も吊り下げられる。

<span style="color: #f08080;">姿見</span>

散歩の前や、着替えの後など、身だしなみを鏡で確認することも、子どもの自立心を育む大切な習慣。

シール式の鏡(シートミラー)は100円ショップでも。軽くて割れないので安心。

〜あそび・まなび〜

<span style="color: #f08080;">床・階段</span>

床や階段も遊び・学びの空間に!
遊び=おもちゃだけではなく、子どもが生活する環境を見直せば思いがけない気づきが。

数字や動物の写真を貼ったり、ビニールテープを線路に見立てて。

<span style="color: #f08080;">壁面</span>

マグネットあそびやお絵かきができるしかけを作れば壁も遊びのスペースに。子どもの目の高さに鏡やのぞき窓が。ちょっとした遊びが楽しい。

板材に黒板塗料を塗れば、チョークボードの完成!さらに下地にマグネットペイントを塗れば磁石になります。

<span style="color: #f08080;">絵本コーナー</span>

絵本の世界に入り込める、隠れ家風のスペース。いすに座ってページをめくれば、想像力の翼が広がる。

部屋の一角を、絵本専用コーナーに。子ども用のイスやソファを並べればミニ図書館に。

<span style="color: #f08080;">造形・学びコーナー</span>

「今日はパズル」「絵を描きたいな」……遊びたい、作りたい時にすぐに取り組めるコーナーづくり。

ホワイトボードにフックを付けて、日めくりカレンダーに。数字やひらがなに興味を持つきっかけに

保育園・幼稚園づくりのプロが教える! 子どもがいる空間作りのコツ!

まずは子ども目線で安全性を確保。家具や扉の角など子どもには危険な場所も。私の設計は自然の素材を使い、生成か白色の壁・天井と木の床という構成が多いのですが、色彩をシンプルにすることで、子どもの絵や作品が映えるギャラリーになるからです。居間の一角を間仕切り子どもの空間を作るだけでも、記憶に残る居場所になることでしょう。

廊下の壁にも遊びの仕掛けが。土地に生えていた木をそのまま柱に。

教えていただいたのは

石嶋 寿和さん
石嶋設計室代表。保育園・幼稚園を中心に「キッズデザイン賞」「こども環境学会賞」など数多くの受賞歴を持つ、子ども建築・設計の第一人者。小4の一児の父。
ぜひ参考にして、快適な部屋づくりの参考にしよう!
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