絵本の世界へLet`s go!

星ともこの絵本の世界へ vol.53

今月は『おふろだいすき』をご紹介します。

シェア

『おふろだいすき』

作: 松岡 享子 絵: 林 明子 出版社: 福音館書店

出版社からの絵本紹介

ぼくはおふろが大好きです。ぼくはいつもあひるのプッカをつれてはいります。お湯でからだを流したら、プッカと一緒にお湯に入ります。「あつくもないし、ぬるくもないし、ちょうどいいかげん。」ぼくがからだを洗っていると、ざぁーっと湯ぶねからカメが現れました。すると、ペンギン、オットセイやカバ、クジラまで現れました……。子どもの空想の世界を、楽しいおふろ時間でのびのびと描いた絵本です。

読み聞かせのワンポイントアドバイス

『おふろだいすき』は、松岡享子さんの文章と林明子さんのやわらかくあたたかな絵が魅力の絵本です。長年にわたり親子に愛され、お風呂の時間を楽しいひとときへと変えてくれる一冊です。

お風呂に入ると、そこには思いがけない出会いが待っています。次々と現れる動物たちは、それぞれ個性豊かでどこか人間味があり、「次はどんな動物が出てくるのかな」と、子どもの想像力を大きく広げてくれます。

林明子さんのやさしい絵からは、お風呂のぬくもりや心地よさが伝わります。動物たちの表情やしぐさを眺めながら、子どもは思い思いに物語をふくらませていくでしょう。読み聞かせでは、たとえば、お子さんが「あ、かばさんだ!」と気づいたら、その発見を大切にしながら親子の会話を楽しんでみてください。

空想の世界へ広がった物語は、最後におかあさんのあたたかなタオルに包まれてほっとひと安心。冒険のあとに待つ安心感が、やさしい余韻を残してくれます。親子で空想の世界を楽しみながら、ゆったりお風呂時間を過ごしてくださいね♪

<星ともこ プロフィール>

絵本読み聞かせアドバイザー・絵本講師/リトミック講師/ボイストレーナー。幼稚園教諭を経て、CMナレーターなどでも活動。自治体や小中学校・保育所を中心に「絵本の世界へLet's go!」心を育てる言葉の音あそび絵本ライブや絵本講座を開催。保育士として絵本保育の監修も行う。3児の母。公演・講座のご依頼はDMにてお気軽にどうぞ。

Instagram

この記事をシェアする

シェア

Author

まみたん編集部

Related