知っておこう!防災の基礎知識 災害時の避難に備えよう|家族で防災について話し合おう

災害が起きた時、最初に何をすればいいの? もしもの時の行動や避難のタイミングを確認しておこう! 事前に家族で防災について話し合っておくことも大切。部屋の中の安全対策や、家から避難所までのルート、緊急時の連絡方法を確認しておきましょう。

災害が起きたらまずどうする?

災害が起きても、慌ててすぐに避難するのは危険です。
周囲の安全を確保してから落ち着いて避難しましょう。

①頭を守る

②揺れがおさまるのを待つ

③火を消す

④避難ルートの確保

⑤防災グッズを持って避難

※重い時は後から取りに帰ってもOK!

準備しておきたい 防災グッズ

<span style="color: #f08080;">衣類</span>

下着類、長そでシャツ、長ズボン、靴下、帽子、タオル

<span style="color: #f08080;">防災用品</span>

LED懐中電灯、ラジオ、水、食料、子どもと保護者の腰をつなぐ細引き(ロープ)

<span style="color: #f08080;">生活用品</span>

ラップ、紙コップとお皿、ビニール袋、軍手、メモと筆記具、ひも付き洗濯バサミ、大きいビニールシート

<span style="color: #f08080;">衛生用品</span>

ウエットティッシュ、除菌スプレー、マスク、傷テープ、抗菌軟膏、抗菌目薬

<span style="color: #f08080;">その他</span>

子どものおもちゃや絵本、カメラ、スマホ、充電器、ノートパソコン、小銭入れ


※その他、各ご家庭で必要なものをご準備ください。
 消費期限などは定期的にチェックしましょう。

「警戒レベル」について知っておこう

2019年から水害・土砂災害についての「警戒レベル」の運用が開始されました。
各市町村の発令に従って避難しましょう。
※危ないと思ったら発令を待たずに避難しましょう!

※気象庁のHPより作成

警戒レベル1</br><span style="color: #f08080;">心構えを高める(気象庁が発表)</span>

最新の防災気象情報等に注意するなど、災害への心構えを高めましょう。

警戒レベル2</br><span style="color: #f08080;">避難行動の確認(気象庁が発表)</span>

ハザードマップなどで、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認しましょう。

警戒レベル3</br><span style="color: #f08080;">避難に時間を要する人は避難(市町村が発令)</span></br>危険な場所から高齢者は避難

自治体からの避難準備・高齢者等避難開始の発令に留意するとともに、高齢者等の方は避難の判断をしましょう。

警戒レベル4</br><span style="color: #f08080;">安全な場所へ速やかに避難(市町村が発令)</span></br>危険な場所から全員避難

自治体からの避難勧告の発令に留意するとともに、避難勧告が発令されていなくても自ら避難の判断をしましょう。

警戒レベル5</br><span style="color: #f08080;">命を守るための最善の行動をとる(市町村が発令)</span></br>命を守る行動

災害がすでに発生している状態です。命を守るための最善の行動をとりましょう。

お部屋の安全チェック

お家の中の安全対策はしっかりできていますか?危険な場所がないか、身の回りをチェック!

□ 高所に重い物を置いていないか?

地震の揺れで頭の上から重い物が落ちてくると大変危険です。戸棚の上に重いものを置かない、大きな本棚では下の方に重い本、上の方に小さい本を置くなどして備えましょう。

□ 大切なものが1階にないか?

地震、水害、土砂災害は2階の方が被害が少ない傾向があります。貴重品、DVDやCD、パソコン、写真アルバムなどの大切なものは日ごろから2階に置いておくと良いでしょう。

□ 玄関や踊り場は片付いているか?

いざという時に逃げ道が物で塞がれてしまわないように、日ごろから玄関の靴や、階段の踊り場の荷物などを片付ける習慣をつけておきましょう。

□ 割れ物のある部屋には絨毯を敷いているか?

ワインボトルやグラス、陶磁器やクリスタルの置物など、落ちて割れるものがある部屋には
必ず絨毯を敷いておきましょう。万が一大量に割れた時は絨毯ごと処分します。

□ ドアの周りに大きな家具がないか?

ドア周辺に大きな家具を置いていると、地震の揺れで倒れた時、閉じ込められてしまう危険性があります。倒れてもドアの開閉に支障が出ないような家具の配置をしましょう。

避難場所・避難経路の確認

どこに避難するか、別々の場所にいる場合はどこに集合するか、事前に家族で確認しておきましょう。

①避難場所を確認する

自分の住んでいる地域の避難場所を確認。どの道を通るかも家族で話し合っておきましょう。

②実際に歩いてみよう

狭い道や危険な場所がないか、時間はどのくらいかかるか、実際に歩いて確かめてみましょう。

<span style="color: #f08080;">家の中も確認!</span>

上記のチェック項目を参考に、玄関や廊下など、家の中の避難経路が確保されているかどうかも確認しておきましょう。

家族との もしもの時の連絡方法を決めておく

家族で災害時の連絡方法を決めておきましょう。連絡がつかない場合に備えていろいろな方法を知っておくと、いざという時に役立ちます。

①災害用伝言ダイヤルを使う</br>②メールやSNSを使う</br>③災害用伝言板を使う</br>④玄関扉に伝言メモを貼る

同居している家族だけでなく、近くに住む親や祖父母の連絡先も確認しておきましょう。

<span style="color: #f08080;">SNSを活用しよう!</span>

SNSを利用する場合は、事前に当人同士の暗号を決めておき、情報の送り手と受け手の信頼性を確実にして利用しましょう。

教えてくれたのは・・・

関西大学社会安全研究センター長・特別任命教授、京都大学名誉教授 河田 惠昭さん

京大防災研究所長を歴任し、2007年国連SASAKAWA防災賞、09年防災功労者内閣総理大臣表彰ほか受賞多数。著書に『これからの防災・減災がわかる本』(岩波ジュニア新書)、『日本水没』(朝日新書)など。
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