星ともこの絵本の世界へ vol.54
今月は『ピン・ポン・バス』をご紹介します。
『ピン・ポン・バス』
作: 竹下 文子 絵: 鈴木 まもる 出版社: 偕成社
出版社からの絵本紹介
バスの始発から終点までを描く、人気ののりもの絵本。ブルン ブルルン。バスが発車しました。「おりるかたは ボタンをおして おしらせください。」“ピンポン”となるたびに、バスは停まります。学校の前、病院の前、お寺の前、大きな木の下……いろんな人がのって、いろんな人が降りていきます。バスが走っているあいだには、さまざまなことがあります。「まってくださー
い!」とあわてて走ってきたお客さんを、ドアをもう一度開けてのせてあげたり、お年寄りの方がのるときは、「足元に気をつけて」と声をかけたり。私たちの日常のなかにあるバスのある風景を、絵本で楽しめる1冊です。
読み聞かせのワンポイントアドバイス
「ピン・ポン!」と元気なバスに乗って、町をめぐる楽しい絵本。バスが止まるたびにさまざまな人が乗り降りし、街の風景や人とのふれあいがいきいきと描かれています。繰り返しのリズムが心地よく、小さなお子さまも夢中になってページをめくりたくなる一冊です。
「自分で読む!」という気持ちが芽生えてきたら、文字どおりに読まなくても大丈夫。絵を見ながら自由にお話を作って楽しむのもおすすめです。ことばを読み間違えても、あたたかく見守りながら最後まで聞いてあげてください。親子で笑い合いながら過ごすこのひとときが、お子さまにとって安心感や幸福感を育む大切な時間になります。
自分のことばで物語を楽しむ経験は、絵本への親しみや読むことへの自信につながります。親子で一緒にバスの旅を楽しみながら、「読むって楽しい!」という気持ちを育んでいきましょう♪
<星ともこ プロフィール>
絵本読み聞かせアドバイザー・絵本講師/リトミック講師/ボイストレーナー。幼稚園教諭を経て、CMナレーターなどでも活動。自治体や小中学校・保育所を中心に「絵本の世界へLet's go!」心を育てる言葉の音あそび絵本ライブや絵本講座を開催。保育士として絵本保育の監修も行う。3児の母。公演・講座のご依頼はDMにてお気軽にどうぞ。
Author
まみたん編集部




