ママのお悩みNO.1|肩こり・腰痛を解消しよう!
心身に不調を感じていても、ゆっくり休んでいられないのがママの実態。 でも無理して頑張りすぎちゃうと、体からの注意信号を見逃してしまうかも!? そこで今回は、まみたんママのお悩みNO.1「肩こり・腰痛」の解消方法をご紹介。 この機会に自分の健康を意識して、体力勝負の子育てを乗り切ろう!
まみたんママに聞きました!ママの心身の不調TOP3
「肩こり・腰痛」がママのお悩み断トツの1位でした。
肩こり・腰痛の原因から、お家で簡単にできるストレッチやツボ押しまでご紹介!
肩こりになる原因は?
筋肉を包む筋膜が硬くなった状態。例えば、スマホのし過ぎで下を向いた姿勢ばかりだと、首から肩に続く筋肉、筋膜が引っ張られっぱなしとなり、血流やリンパの流れは悪化。また、抱っこ紐をきちんと密着するように使用しないと、正しい姿勢をキープできずに筋肉に負荷がかかりコリの原因に。腰ベルト付きを選ぶなど、一ヵ所にかかる重さを分散させるのがコツ。
腰痛症になる原因は?
「腰痛症」とは、外傷などで骨や関節に問題がなく、また椎間板ヘルニアなどの病名がつかない腰の痛みのこと。基本的には肩こりと同じく筋膜の問題で、おむつ替えや添い寝などの無理な姿勢が続くママは、腰痛症であることが多い。また、腰痛は精神的ストレスが原因の場合も!悩みがあるなら決して一人で抱え込まないで。生活や心の問題を自覚することが、健康な身体への第一歩となることを心得よう。
コリ固まった筋膜をほぐす! 自宅で簡単!ストレッチ&ツボ押し
ストレッチやツボ押しを行う時は、体調や体の状態と相談して。
絶対に無理をせず、息を止めずに気持ちいい程度での実施を!
肩こりストレッチ
①立ち上がり、まっすぐ前を向く。(手はふつうに横に垂らした状態)
②腕全体をぐるりと90度近く回す感じで、手のひらを外へ向ける。
③自然におへそが突き出て胸を張る状態になれば、そのまま肘を曲げ指先を肩に。その姿勢から肘を横にゆっくり上げる。
※1~3を気持ちが良い回数繰り返す。
腰痛ストレッチ
①椅子に座った状態で肩甲骨を引き、ヘソを前に突き出す。
②顔は上を向くようにしながら、ゆっくり上半身を前に倒す。
③顔を下向きにし、ヘソを引っ込めるように背を丸めながら、そっと起き上がる。
※1~3を気持ちが良い回数繰り返す。
ツボ押し「曲池(きょくち)」肩こり、腰痛ともに 効果的な「曲池」。
①「気をつけ」の姿勢をした時に、肘の正面を向いている部分が曲池というツボ。
②そこから下に向かって3cmくらいの間で、押さえると特に強い痛みがある部分を押してみましょう。(肩や腰と同じ側が痛いとは限らないので両腕とも試そう。)
③急に深く押さえず、肌の表面に力が当たるぐらいで5秒間押す。
※6回1セットで、3セットくらいまでを目安に。
教えていただいたのは
公益社団 大阪府鍼灸マッサージ師会 理事 野尻茂樹さん
のじり鍼灸指圧院院長。高槻市で平成8年から、伝統医学と運動感覚訓練の両方を軸に施術。健康のためのワークショップや講演なども積極的に実施。社会人の娘と大学生の息子をもつ兼業主夫。
野尻先生からのアドバイス
こんな症状がでたら迷わず専門医へ!
肩こりでも腰痛でも、痛む場所があちこち変わるより、一ヵ所同じところに続く方が重症だと考えられます。手や足、指などにシビレや感覚のマヒがある、動かせなくなった(運動マヒ)などの場合は、必ず医療機関で検査をしてください。また、エクササイズも信頼できる専門家のもとで行うことをお勧めします。症状の改善予防には、運動量の多さよりも、痛む場所に限らず自分の身体全体の感覚がどのように変わるかが重要ですよ。