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子どもを守る!防災スタートガイド|家庭でできる地震対策の基本

防災を意識するといいことだらけ!家の中も片付くし、無駄なものを買い込みすぎることもなくなります。 「なんとかなるはず…」と思わずに、ぜひ日常生活に防災を取り入れましょう。

【STEP1】普段からできることを実践しよう

生活を整えることが防災につながります。「難しそう」と身構えずに日常的にできることから少しずつ
始めていきましょう。

子どもに自分の荷物を持たせる

子どもがおでかけの荷物を持てる年齢になったら、自分で持つ習慣を身につけさせましょう。おむつや着替え、水、おやつなどを自分で準備させ、普段から何が必要なのか把握させておくことが大切です。

「スーパー安全地帯」を作る

子どもと一緒に家の中を確認しながら、物が落ちてこない、家具も倒れてこない机の下などに「スーパー安全地帯」を作りましょう。「逃げる場所はここ!」とあらかじめ決めておけば、いざというときに安心です。

ゲーム感覚で逃げる練習を

親がランダムで防災笛を吹き、「笛の音が聞こえたら安全地帯にいってダンゴムシのポーズをする!」といった練習を普段から行いましょう。

ライフラインが使えないときの練習をしよう

カセットコンロやポータブル電源につなげるホットプレート、災害用トイレなどを日常的に使って、使用方法を確かめておくとよいでしょう。

【 家の中の安全対策 】

軽いものは上へ、重いものは下へ!

調理器具や食器を吊り棚などに収納していませんか?高いところに重いものを置くのはNG。おへそより上の位置には落ちてきてもけがをしないものだけを置くようにしましょう。

家具をしっかり固定しよう

本や食器の下には滑り止めシート、家具には100円ショップなどで購入できる耐震板や突っ張り棒を取り付けましょう。インテリアを気にするならおしゃれな段ボールで隠すのも◎。

避難経路を確保しよう

関までの避難経路を確保しておくことも大切です。また、玄関に余計なものを置いたり、不要な靴を並べていたりしていると避難の邪魔になるので片付ける習慣をつけておきましょう。

【STEP2】必要なものを備えておこう!

防災グッズは用意するだけで満足せず、日常的に使い心地を確かめておきましょう!

マザーズバック

マザーズバック

子どもに必要なものが入っているマザーズバックも立派な防災グッズのひとつです。普段から意識して多めに飲み物や子どものおやつ、おむつなど入れておくとよいでしょう。

LEDライト

LEDライト

両手が空くようにネックライトかヘッドライトを用意してください。電灯はひとり一灯、一部屋一灯!小さな子どもでも自分用のライトを持たせましょう。

アルミのレスキューシート

アルミのレスキューシート

ポリエステルなどの表面をアルミで加工した薄くて軽量なシートです。体温保持や雨風をしのぐのに役立ち、コンパクトに折りたためるので持ち運びにも便利ですよ。

マルチツールorはさみ

マルチツールorはさみ

いざというときに慌てないためにも、マルチツールにどんな機能が備わっているか把握しておくことが大切です。はさみでも代用がききますよ。

災害用トイレ

災害用トイレ

子どもは普段と異なる環境ではなかなかトイレができないもの。たとえ水が流れなくても便器に座って用を足せる、便器にかけて使うタイプをおすすめします。

【CHECK!】コスパ◎な災害用トイレの作り方

災害は数日から数週間で終わらない場合も。市販品を毎日使うとどうしても高くついてしまいます。しかし手作りトイレなら低コスト!使う物はペットシーツ、45Lのゴミ袋、新聞紙の3つだけで簡単に作れます。

①トイレの便座をあげ、ゴミ袋を2枚重ねてかぶせる。
②ペットシーツを吸水面が外側になるように二つ折りにして、水がたまるくぼみに入れる。
③便座を下げて用を足し、ちぎった新聞紙を排泄物に重ねて上のごみ袋だけ取りはずす

教えてくれたのは…

国際災害レスキューナース、
一般社団法人育母塾 代表理事
辻 直美 さん

国際災害レスキューナースとして、東日本大震災や熊本地震など、国内外30カ所以上の被災地で医療支援を行う。近年は講演や防災教育にも注力。また、身も心も包む「まぁるい抱っこ」を提唱し、大切な命を守る術を伝えている。

いかがでしたか?参考になりましたか?
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この記事を書いた人

まみたん編集部

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