子育てママのマネー講座|将来に備えて!頑張りすぎない貯め方ステップ
お金を貯めなきゃいけないのはわかっているけど、 いったい何から手をつけたらいいの? そんなお悩みはありませんか? そこで、貯めるための心得と具体的な方法をご紹介します。
STEP1 “貯め体質”を目指そう
子育て中はお金がかかるもの。
なかなか貯まらない…と悩んでいる人は、
少額でも貯める喜びを味わうことから始めましょう!
~ライフイベントと支出のイメージ~
◆マイホーム購入※1
土地付注文住宅購入全国平均 約4039万円
建売一戸建購入全国平均 約3,337万円
マンション購入全国平均 約4,348万円
住宅ローンを組むなら、家賃と比べて毎月の固定費がどのように変動するかもチェックポイント。
◆子どもの教育※2
小学校から大学すべて私立の場合 約2,080万円
小学校から大学すべて公立の場合 約710万円
小学校から高校までは公立、大学だけ私立 《私立文系》約895万円《私立理系》約1,056万円
上記の金額には塾代等も含まれます。教育費の負担軽減制度や奨学金制度も有効活用しましょう。
ゆとりある老後※3
65歳以上 2人以上世帯(1ヵ月)収入22万円-支出27万円
65歳から95歳までの不足額 約1,800万円
日本人の平均寿命は男性81.25歳、女性87.32歳(2019年/厚労省)。長生きにはお金もかかります。
※1 住宅金融支援機構「フラット35利用者調査2017年度」
※2「平成28年度子供の学習費調査 調査結果の概要」他(文部科学省)
※3「家計調査報告(家計収支編)平成29年平均速報結果の概要」(総務省統計局)
貯金体質になる!3つのポイント
貯めるコツは、「いつ」「何に」「いくら」という目的。例えば5年後に30万円の海外旅行に行くという目標を立てたら、逆算して毎月5千円を貯めたら目標達成です。旅行のため、家のため、老後のため、教育費のため……など、日付と金額をセットで考え、先取貯蓄を始めましょう。
1.お金の流れを把握する
家計簿をつけ、無駄な支出を見つけよう
2.目標に向けて貯蓄額を決める
無理のない額を確実に貯めよう
3.楽しみながら貯金し、見える化する
手帳やノート、アプリで記録しよう
STEP2“貯めモード”を加速!
「貯まる楽しさ」を実感できる身近なツール、気軽にチャレンジしてみましょう。
貯金アプリや インターネットバンキングで家計管理
保有する金融機関の口座番号をすべて一括管理できるアプリや、金融機関と連動して貯まったお金を提携口座に貯めておける自動貯金アプリを使えば無駄遣い防止にも。レシートを撮影するだけの簡単家計簿アプリも。
積立を上手に活用
商品券積立や旅行券積立は、毎月一定の金額を積み立てていき、終了後に商品券や金券がもらえたり、旅行代金に加えサービス額がプラスされたりなど、低金利の銀行に預けるよりお得。デパートや旅行会社のサービスをチェック。
保険の見直し
ファイナンシャルプランナーに相談すると、健康保険や遺族年金などの社会保険を活かしたアドバイスが受けられる。今後のライフプランを考え、不必要な保障額がないかなど、保険の見直しをするのも貯金のコツ。
少額から投資に挑戦!
老後資金のための「iDeCo」や「つみたてNISA」、「投資信託」など、プロに運用を任せてお金を育てよう。少額から挑戦するのがおすすめ。最低100円から購入できる投資積立や、「おつり」を自動で投資に回せるアプリも。
教えていただいたのは
ファイナンシャル・プランナー(CFP・1級FP技能士) 前野彩 さん
FPオフィスwill代表。中学校・高校の養護教諭から2001年FPに転身。相談者の気持ちを大切にするアドバイスが大好評。講演やテレビ・雑誌連載などで活躍中。著書に「本気で家計を変えたいあなたへ〈第3版〉」(日本経済新聞出版社)等、他多数。
前野先生からメッセージ
お子さんが生まれると、教育費も!家も!老後も!と、お金が必要になることばかりが頭に浮かび、不安を感じることもあるでしょう。これらは、貯蓄意識が高まるきっかけになりますが、子どもと一緒に過ごす時間には限りがあります。中学生になると、家族の時間は少なくなりますから、お金では取り戻せない「家族の時間」も大事にしてくださいね。
いかがでしたか?参考になりましたか?
他の関連記事はコチラ↓↓