Myエリア設定

保存

ともに育つ・育む|子ども服・おもちゃのリサイクル

子どもの成長とともに、着れなくなった服や遊ばなくなったおもちゃがいっぱい…。どう処分すべきか悩むママのために、ライフオーガナイザーの吉川圭子さんに上手に活用できる方法についてお聞きしました。

Q.子ども用品のリサイクルって どんな方法があるの?

【リサイクルショップ】
 リサイクルショップは実際に状態をチェックして購入できるのが特徴。売るのであれば、思い入れがあまりないモノや、捨ててもいいけどただ捨てるよりはリサイクルできればと思えるものを処分できるので便利です。メリットとしては、ほかの方法に比べると面倒な人とのやりとりがなく、まとめて持ち込めること。しかし、持ち運びが大変だったり、商品がお金にならないケースもあるというデメリットを理解しておきましょう。

【フリマアプリやSNSなどインターネットを使う】
 リサイクルショップとは違い、個人間売買なのですぐ対応できるマメな人(やり取りを楽しめる人)におすすめです。家にいながら、育児の合間でも簡単に活用できるので、ママには嬉しいかぎり。特に地方在住の方が悩む「リサイクルショップが近所にない」「譲る相手がいない」といった場合でも使えるので人気があります。ただし、売れない、発送に手間がかかる、取引相手とのトラブルに巻き込まれるリスクがあることを頭に入れておきましょう。

【知人に譲る・譲ってもらう】
 知っている人とのやりとりなので、安心して譲る・譲ってもらうことができます。また、地域や用途が限定されるような、リサイクルショップに出せないモノ(幼稚園の制服・バッグ、習い事の道具など)も有効活用できるので便利です。ただ、「お返しをしなきゃ」と気を遣ったり、「今後の付き合いもあるから断れない」と処分に困ることも。そうならないために、譲るときに「いらなかったら処分していいからね」とひと言添えたり、譲るものは相手が必要としているかどうかを確認することでお互いに良い関係が築けます。

Q.処分するべき子ども用品の 判断方法を教えて!

使わなくなった、着れなくなったからといってすぐに捨ててはいけません。おもちゃは、今は使わなくてもまだ遊ぶことがあるので、無理に処分せず一旦別の場所に保管し、1年後に見返すなど、時間をあけると正しい判断ができるようになります。ほかにも、種類ごとに○点残す、各年齢ごとに○点残す、など条件をつけておくのもいいでしょう。また、学校の授業で「子どものときに使っていたもの」が必要になることがあるので、残しておくことも大切です。洋服に関しては、残すならきちんと管理することを心がけましょう。なぜなら、お下がりの場合、手入れがきちんとしていないとせっかく保管しておいたのに、いざ使おうと思ったらシミやカビだらけということも。それをふまえて、使用頻度の少ない服(お宮参りの服など)や、皮脂汚れがついていない服(冬物のアウター)など、状態のよい服をお下がりにしましょう。

Q.愛着のあるものは どうするべき?

思い出のあるものは無理に処分する必要はありません。赤ちゃんのときの服など、思い出として残すなら、1枚ずつジップロックなどに入れて保管してください。外気に触れにくくなるので変色を防げます。ほかにも、お気に入りの服で、ボタン、アップリケ、エンブレムなど取り外しができるものがついている場合は、それだけ残して手持ちの服やバッグ・小物に取り付けると新たに使えます。片づけは自立を促しますが、キレイにすることが目的なのではなく、心地よく過ごせることが目的です。片づけにとらわれすぎず、モノと上手に付き合っていってくださいね。

まみたん会員アンケート

●このサイズのものは誰に使ってもらえるかということを常に考えて、渡せるタイミングを見つけては早め早めにもらってもらうようにしている。(NAO)

●リサイクルショップで売る際に、購入時の箱や説明書をキレイに残しておくと思っていたより高額で買い取ってもらえます。(すけ)

●不要品をリサイクルすることで、世界の子どもにワクチンを贈れるサイトを利用しています。着払い伝票を買い、荷物を送ると貧しい国にリサイクルされ、送った人にはその買い物サイトで使えるポイントが貰える。というものです。(己颯)

●サイズアウトした物はフリマアプリで全て売ってます。そして売ったお金でフリマアプリで現在サイズを買い替えてます。(イタチ)

教えてくれたのは…

Standard+ ライフオーガナイザー
吉川 圭子さん

2010 年にStandard+設立し、個人宅のオーガナイズ(整理収納)サービスや、片づけ関連講座を開催。2017年現在、講座受講者は延べ2000人を超える。現在は「オーガナイズは老若男女問わず必要なスキル」をモットーに活動中。片づけ大賞2015 審査員特別賞受賞。監修本「片づけが楽しくなる 無印良品でつくる子ども空間」(金の星社)。

Standard+ | 暮らしの軸を整える 【Standard+】川崎市のライフオーガナイザー

神奈川のライフオーガナイザー吉川圭子によるお片づけサービス。Standard+は単に見た目を整えるのではなく、暮らし全体を見直してその人が楽になる仕組み作りを提供します。自治体・教育機関での依頼講座や、新聞・雑誌などのメディア取材も承ります。
15 件

この記事を書いた人

まみたん編集部

Recommended