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トイレトレーニングのはじめ方|ともに育つ・育む!

おむつを外すタイミングは難しいもの。 スムーズにトレーニングを進めるコツやお役立ちアイテム、親の心構えなど、長島ともこさんに伺いました。

〝はじめ時〟の目安になる 4つのポイント

おむつが外れる時期は2~3歳前後が一般的ですが、1歳後半、3歳半すぎなど前後するケースも。早いと良い、遅いとダメということではないので、子どもの様子を見ながらはじめ時を考えましょう。

【具体的な目安とその理由】

①ひとりで歩くことができる。便座やおまるに座ることができる
 →「自分でトイレに向かい、排せつする」ことの第一歩に

②ある程度、言葉のやりとりが可能
 →「おしっこ出そう?」「まだ」などコミュニケーションを取りながら進めていくことが大切

③トイレに興味を持ち始めている
 →興味や好奇心を持つことが、「自分でやってみたい!」という気持ちの原動力に

④おしっこの間隔が2~3時間くらいが空くことが多い
 →膀胱の容量が大きくなると、長時間おしっこを溜められるのでトイレに誘いやすい

子どもがトイレに行きたくなるような誘い方やアイテムは?

トイレを子どもに認識させるためにはママやパパの声掛けがとても大切です。

子どもが自然と便座に座りたくなるように誘ってみましょう。

トイレがテーマの動画や絵本を親子で見るのもおすすめです。

親がトイレに行く時に声をかけたり、寝起きや食事の前後など、排泄のタイミングが近づいたら、「トイレに行ってみようか?」と誘ったりすることで、子どもは排泄とトイレを結びつけることができるようになります。

また、好きなキャラクターの補助便座を置く、トイレに飾りを施すなどして、「○○(キャラクターの名前)が呼んでるよ〜」など、さりげなくトイレに促してみましょう。

トイレトレーニングの手順と進め方のポイントは?

トイレは「せまくて暗くて怖い場所」と思っている子もいます。
トレーニングの手順とともにトイレの環境や進め方についても確認しましょう。

●踏み台や好きなキャラクターの補助便座を置くなどして、トイレを怖がることがないように工夫を
●食事の前後、入浴前、起床後、就寝前などタイミングを決めてトイレに誘う
●トイレに行けたらシールを貼るなど、やる気を高める
●「できたりできなかったりは当たり前」と良い意味で開き直り、焦らずに、おおらかな気持ちでサポートを
●成功率が上がってきたら、様子を見てパンツ(トレーニングパンツ)に移行する

親が気をつけたい 4つのポイント

子どもは親の焦りを敏感にキャッチするため、親自身の心の持ち方もとても大切です。

①焦らない
思うように進まなくても「私の教え方が悪いから?」など自分を責めない

②無理をさせない
体調が悪い、イヤイヤ期でかんしゃくがひどいといった時には無理に進めず、様子をみながらひと休みすることも大切

③叱らない
できないことを責め立ててしまうと子どもは自信をなくし、トイレに行くことを嫌がるようになりかねないので注意が必要

④他人と比べない
周りの友達やきょうだいと比べるのではなく、昨日よりもできるようになったことを褒めましょう

子どものペースを尊重し、おおらかな気持ちで!

たまたまでも成功したら、「できたね!トイレでおしっこすると気持ちいいね!」と褒めて、〝気持ちいい体験〟を増やしていきましょう。

順調だったのに突然トイレに行くのを嫌がる「あと戻り」もよくあります。様々な理由が考えられますが、ほとんどが一時的なので、必要に応じて「一時中断」するのも一案です。

また、おしっこはできても、うんちはなかなか進まない子が多いようです。「オムツをしたまま部屋の隅でいきむ」など、その子なりの〝習慣〟があれば見守り、「トイレでできると気持ちいいよ!」と、少しずつその気にさせていきましょう。

教えてくれたのは… 

フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー
長島ともこ さん

育児や教育分野を中心に書籍、雑誌、WEB媒体で取材、執筆活動を行う。二児の母。オールアバウト「子育て・PTA情報」のガイド。著書に「PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本」(厚有出版)、「卒対を楽しくラクに乗り切る本」(厚有出版)、「8歳までの子どもの脳にやっていいこと悪いこと」(PHP出版)など。

フリーライター 長島ともこ公式サイト - 書籍、雑誌、PR誌、WEB等の執筆、編集、企画

フリーライター 長島ともこ公式サイト - 書籍、雑誌、PR誌、WEB等の執筆、編集、企画
フリーライター、エディターの長島ともこと申します。プロフィールやお仕事実績、執筆書籍、講演実績などを紹介しています。
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この記事を書いた人

まみたん編集部

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