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家族とのおうち時間の過ごし方|ともに育つ・育む

家族と過ごす時間が増えた今、子どもとのおうち時間の過ごし方に 悩んでいるママも多いはず。 家族でおうち時間を楽しく過ごすコツを新井先生にお聞きしました。

特別なものを用意しなくてOK!家にあるもので楽しく過ごそう

おうち時間が増えてから、ご家庭それぞれに工夫を凝らして過ごしてきたと思います。まだ先の見えない状況ですが、焦らず、気負わず、おおらかな気持ちで過ごしたいですね。家にあるものや、100円ショップやホームセンターなどで買えるアイテムを使って楽しめる、おうち時間の過ごし方をご紹介します。

●紙コップタワーで集中力アップ

紙コップだけで集中力・忍耐力・創造力・グリッド力を身につける遊びはいかがでしょうか。大人が考える既成概念に囚われることがない子どもにとっては、紙コップが大量にあるだけで十分に遊べます。紙コップを100個積み上げていくだけで作れる「紙コップタワー」は、3歳から小学生低学年までのお子さんにおすすめ。家族みんなで協力すれば盛り上がります。

●ママと一緒にお料理

モンテッソーリ教育の「お仕事」では、3歳から包丁を使うことができます。子どもが包丁を使うと危ないと思われるかもしれませんが、安全性や使いやすさが考慮されている子ども用の包丁なら、きゅうりなどの柔らかく切れやすいものなら十分切ることができます。また、子どもは「トング」が大好きです。料理をしているママの隣で、トングを使ってサラダなどの盛り付けにチャレンジさせてみるのもおすすめです。

●パパとダイナミックなお部屋遊び

パパが子どもと楽しく遊ぶコツは、自分が得意なことをすること。例えば、電車や工作が好きなら、マスキングテープで床に線路を作ってみるのがおすすめです。パパは何か「楽しめる小物」があった方が遊びやすいと思います。マスキングテープなら、100円ショップやホームセンターで簡単に手に入ります。お部屋をダイナミックに使って遊ぶと、パパ自身もきっと楽しくなりますよ。

子どもが集中しているときは声をかけずに見守って

子どもが何かしている時は、声をかけずに見守っていてあげてください。2、3歳でも30分くらいの一人遊びは十分可能です。子どもは、いわゆる「市販のおもちゃ」ではなく日常的なものの方が喜び、熱中して遊びます。例えば「洗濯バサミ」を100個準備してあげたら、子どもは黙々と繋げたり、形を作ったりして自由に遊びます。その時、集中力を妨げないように、「何をしてるの?」「これは電車?」などと声をかけるのは控えましょう。子どもがせっかく集中しているのに、ママやパパが声をかけることで、集中力が途切れてしまいます。必要な時には子どもが自分から声をかけてきます。

おうち時間が増えても家族みんながストレスフリーで過ごすためのコツは?

子どもと同じ空間にいると、どうしても必要以上にかまってしまいがちに。実はイライラの原因は「過干渉」であることが多いのです。過干渉にならない秘訣は、子どもと同じぐらいに、親も何かに没頭できる仕事や家事、趣味を見つけることです。今までは頑張って休日に公園に連れていったり、児童館に通ったりしているママも多かったと思いますが、意外と子どもはママと一緒にのんびりと家で過ごす方が嬉しかったりします。また、公園や児童館に通うことで、他の子と自分の子を比べてしまいママ自身が不安になったり、イライラしてしまったこともあるかもしれません。おうち時間が増えたことで、他の子と比べることなく、我が子の個性をそのまま受け入れることができるようになったことは素晴らしいことだと思います。

おうち時間が増えてから新しく始めたこと

※ROLLCAKE株式会社「家での過ごし方」に関する調査より作成 複数回答│n=495

教えてくれたのは… 

子育てを学ぶ・楽しむ・ママのための子育てがっこう「ママガク」学長、
一般社団法人子育てデザイン総合研究所 理事 
新井美里 先生

全講座赤ちゃん連れOKのママガクを運営。未来を生きるための必要な能力を育む世界基準の教育を伝える家庭教育クラスや、1歳半からの託児スクール「こどもリベラルアーツけんきゅうじょ」など、年間累計750講座を担当。3児の母。

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この記事を書いた人

まみたん編集部

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