プロカメラマンに聞きました!上手に撮るコツは?撮影のお悩みQ&A
子どものかわいい写真を撮りたいけど、いつもイマイチ…。 でも何が原因かわからない! そんなママにプロのカメラマンが上手な撮影のテクニックをアドバイス。 スマホカメラでも十分に活用できるので参考にしてみよう。
Q 部屋で撮影すると暗い! 明るく写す方法は?
A 自然光を上手に利用しましょう
できる限り窓際の近くに寄って自然光が入るように撮影しましょう。ただ直射の逆光が射し込んでいる場合はNG! 肉眼では明るくても写真にすると暗くなります。また明るい照明の真下での撮影は、せっかくのかわいい顔に影が落ちてうまく写らないので避けましょう。
\Point/ フラッシュを使わずに撮影してみよう
フラッシュを使うと背景が暗くなったり、なんだかぼやけている・・・という経験はありませんか。もし室内の雰囲気を活かしたい場合はフラッシュを使わない方がおすすめ。明るくしたいなら撮影後にライトやカラーの調整をしましょう。
Q 同じような写真ばかり…。どう工夫したらいい?
A カメラを構える位置を変えましょう
アングルの基本はママの視線の高さです。いつもカメラを構える位置より上げたり、下げたりして撮影してみると写真が変わってきます。また思い切って顔のアップや足元・手元などのパーツで撮ってみるのもおすすめです。
Q 子どもがカメラを意識しないコツは?
A 遊んでいる時に声をかけましょう
子どもが遊んでいる途中に声をかけてあげると、かわいい笑顔でママの方を向いてくれるはず。そのチャンスを逃さずにシャッターを押しましょう。またパパと一緒に遊んでいる時も焦らずにゆっくりとカメラを向けると自然な笑顔が撮れますよ!
\Point/ カメラマンになりきっていろいろな角度からパチリ
せっかくなのでママもカメラを楽しみましょう! さまざまな角度から撮ったり、順光や斜光などの光を利用したり、大胆に子どもに近づいてみたり。シャッターを押すママの気持ちが写真に表れるので、どんなシーンを撮りたいのか考えておくといいでしょう。
ブログやSNSにアップする写真の上手な撮り方
くもりのないピントの合った写真を撮るために、撮影前にレンズを拭いておこう。
自然光の明るさで撮る
やはり自然光で撮影するのがベストな明るさ。数枚撮った中からできる限り明るい画像を選ぼう。
背景を写し込む工夫を
子どもと一緒に背景も写し込んで、全体的に画像の空間に余裕をもたせると、スッキリした印象になる。
逆光を利用する
撮影では思わず避けてしまう逆光を利用して、シルエットや影をわざと写真に残すと、印象的に仕上がる。
「一眼レフ&ミラーレス」でワンランクアップ
より良い写真を残すためにママには一眼レフ&ミラーレスがおすすめ!
その活用法をご紹介。
★「F値」でボケ具合をコントロール
F値(絞り)を小さくすると背景がボケてふんわりと優しい印象に。逆に大きくすれば全体がくっきり写る。
F値とは?
絞りの開き具合を数値化したもの。F値が小さいと光をたくさん取り込み、シャッタースピードが早くなるので背景のボケ方が強くなる。
F値が小さい写真
★離れていてもズームでキレイに撮影
スマホのズーム機能は画像の一部を切り取って拡大するため粗い印象の写真に。一方、一眼レフ&ミラーレスは画像を光学的に拡大するためキレイにズームできる。イベントなど子どもと離れている時に便利。
★動く子どもをブレずに撮れる
シャッタースピードを早く設定すると被写体がブレずに写真を撮れるため、運動会などのスポーツにおすすめ。また逆にシャッタースピードを遅くすれば、その分光を多く採り込むので夜景もきれいに。
教えていただいたのは…
フリーカメラマン 奥野由記さん
こども写真館で勤務後に商業写真スタジオに入社。現在は大阪を拠点にフリーカメラマンとして活躍中。子どもの撮影はもちろん、グルメ、旅行など様々なシーンの撮影をこなす。