キッズ&ママ 大切な歯のお話|妊婦さんも必見! ママの歯 健康メモ
女性の心身がが女性ホルモンの影響を受けやすい事は、知ってる方も多いのでは? また、歯もホルモンの影響を受けやすいと言われてます。 女性ホルモンのメガニズム、対策法などを知り、いつまでも健康で若々しい口元を保つためのポイントについて紹介します。
歯は一生もの!正しい知識を身につけよう。
女性ホルモンとお口の環境変化
◆思春期
・思春期に卵巣が働きを開始。妊娠期は女性ホルモンの分泌が10~30倍に。
・口腔環境は2つの女性ホルモンのうち卵胞ホルモン(=エストロゲン)の影響を受けやすく歯周病のリスクを高めるといわれています。一方で女性ホルモンには唾液の分泌を促すことにより口腔内のpH※を整え、歯の骨密度を保つ役割もあります。
※pH…酸性・アルカリ性の程度をあらわす単位
◆思春期〜成熟期
・月経が開始
・妊娠期に、むし歯や歯周病にかかりやすい
◆成熟期
・ホルモンの分泌量は安定するが、卵胞ホルモンを栄養源に歯周病菌が増殖しやすい。
◆更年期〜老年期
・閉経
・ドライマウス、骨粗しょう症、歯周病の重症化などにかかりやすい
・ホルモンの分泌量が低下。閉経後は骨密度が低下し歯が抜けることも。
POINT1 Q&A 妊産婦の歯
妊娠中は特に歯みがきを丁寧に行い、食生活にも気をつける必要があります。ホルモンの関係で歯肉が腫れやすいので注意が必要です(妊娠性歯肉炎)。また出産前後は通院が困難となりますので、安定期の間に歯科での検診を受けておきましょう。
◯ 妊娠するとむし歯になりやすい?
妊娠中はホルモンバランスが変わり唾液が粘っこくなり酸性に傾くといわれ、歯が汚れやすくなります。特につわりのひどい時期などは、歯みがきが億劫になったり飲食の回数が増えたりすることから、むし歯や歯周病になりやすいと言われます。
△ 妊婦は歯医者で治療できないの?
中期なら歯科治療は可能。妊娠していることを必ず申告してください。最近はデジタルのレントゲン装置が普及しているため、鉛の入った防護衣を着用すれば、歯科用のレントゲン撮影はまず問題ありません。ただし服用できない薬もあるので主治医と相談してください。
✖️ 授乳で歯がボロボロになる?
大人の歯はすでに完成しているため、妊娠や授乳の影響は受けません。出産前後は特に口腔ケアが不十分となり、むし歯になりやすいことからそのように言われるのかもしれません。
POINT2 あなたは大丈夫? 歯周病の症状チェック
□ ブラッシングすると出血する
□ 朝起きた時、口の中がネバネバする
□ 口臭が気になる
□ 歯肉が赤く腫れている
□ かたいものが噛みにくい
□ 歯の間のすき間が気になる
□ 歯茎がかゆい、痛い
POUNT3 しっかり噛んで アンチエイジング!
年齢を重ねると、柔らかいものしか食べなくなり、いつの間にか噛む力が弱くなりがち。口の老化を防ぐことで、心身の若さを保ちましょう!
よく噛むとこんないいコトが!
●表情筋を使ってリフトアップ
●内臓脂肪が燃えやすくなる
●栄養素をしっかり吸収、血行も代謝もアップ
●美しい口元キープ=若く見える
●唾液の分泌量が増え、老化の原因=活性酵素の分泌を抑えられる
Mini-MEMO
知っているようで知らない、歯にまつわる疑問について、まみたん編集部がリサーチしました!
審美歯科って?
審美歯科では、むし歯や歯周病の治療と合わせ、歯の色や形、歯並びなど見た目の美しさにも重点を置いた治療を行います。ホワイトニングやセラミックインレー、インプラントなどがあり、保険適用外の素材や治療法もあります。
噛み合わせの大切さ
噛み合わせが悪いと頭痛や肩こり、むし歯になりやすい、姿勢が悪くなるなど体にさまざまな不調を感じることも。日常生活に支障がある場合は歯科医に相談しましょう。噛み合わせを治療することで改善するケースもあります。
口臭予防のコツ
原因としては、①歯周病 ②臭いの強い食べ物 ③アルコールや喫煙 ④内臓疾患 ⑤女性ホルモンのバランスの乱れが考えられます。まずは丁寧な歯みがきと、週1回の舌みがきで予防し、マウスウォッシュなども活用しましょう。
いかがでしたか?参考になりましたか?
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