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イライラとサヨナラして スムーズな朝を迎えよう

子どもが園や学校に行き始めたら、朝は時間との戦い。 そんな中、動かない子どもを見るとついつい怒ってしまうことも。 自分で身支度ができるように問題を解決していこう。

そもそもどうしてバタバタするんだろう?

子どもにあった目覚めのスイッチを入れてあげられると朝の問題も解決するはず。ダラダラしてしまう原因について考えてみよう。

子どもにあった目覚めのスイッチを入れてあげられると朝の問題も解決するはず。ダラダラしてしまう原因について考えてみよう。

なかなか起きない

朝は気持ちよく目覚めさせるのが鉄則。体をさすりながら優しく名前を呼んであげ、体を触ってあげたりして甘えるときはリビングまで抱っこしてあげよう。

食事に時間がかかる

全部食べられなくても叱らずに、「よく噛んでるね」などと声掛けをしよう。「食べて良かった」という気持ちにしてあげることが大切。

身支度に時間がかかる

「◯◯して~」などとグズグズするのはママに甘えたいとき。心が満たされないと、その後もグズグズが連鎖するのでそんなときは手伝ってあげてみて。

登園中にモタモタする

「保育園に行きたくない」とグズるのは、ママと離れたくないから。無理に離すと不安感が増すので、優しく話しかけて、まずは気持ちを安定させてあげよう。

目指せ怒らない子育て!

子どもは不安や怒りなどを覚えるとスムーズに動かないもの。日頃から子どもとコミュニケーションやスキンシップをとり不安を減らしておくことも、朝がスムーズになるポイント。

早く、 ●●して!!は逆効果!? 子どもが朝力をつける3つのポイント

早く、 ●●して!!は逆効果!? 子どもが朝力をつける3つのポイント

【POINT1】やる気が出る声かけ

子どもを動かすには“承認欲求”(他人に認められたいという欲求)を満たしてあげるのがコツ。できたことを褒めてあげると子どものやる気もアップ。

【具体的には】
ゴールを決める声かけでやる気スイッチオン

「早くして! 」を何度繰り返しても効果がないのは、子どもに伝わっていない証拠。子どもの様子をよく観察して、なかなか動かないときは「◯◯しようね」とゴールを伝えてあげると自分で動けるようになる。

【POINT2】ひとりでできる環境を整える

着替えや食事、外出準備など、子どもが自分でできるようにある程度準備しておこう。「この次はこれをやる」と次の行動を見通せる工夫も必要。

【具体的には】
ママの笑顔で子どもの態度も変わる

子どもは「正しいママ」よりも「機嫌のいいママ」が大好き。子どもといる時間を笑顔で過ごせると、子どもの態度にも大きな変化があるはず。「できないところ」を頑張ろうとしないで「できそうなところ」を工夫しよう。

【POINT3】できないところをサポート

2歳頃からは「自分でやりたい! 」という欲求が強くなる。難しい部分はさりげなく手伝い「自分でできた!」という気持ちにさせてあげよう。

【具体的には】
朝の用意にゲーム感覚を取り入れて

自分でできるけどモタモタしてしまう場合には、「ママが食器を洗い終わるのと、どっちが早いか競争だよ! 」などと誘うとスピードアップ。毎回子どもに勝たせてあげると、気分が良くなって次の行動もスムーズにできる。

朝の準備をスムーズ にするコツを教えて!

●夜のうちに洗濯しておく。(にゃにゃみ)

●前日にご飯はタイマーにかけておく。使う食器なども前日に全て用意。(べーさん)

●着替え、朝ご飯の準備など子どもが自分でできるように場所など工夫しています。直近では毎日食べるチーズを野菜室に移して子どもが取れるようにした。(匿名希望)

●私のも含め、子どもの持ち物や服は前日に用意してまとめて置いています。(ちびちび)

●朝食は食パンで楽にしています。(名犬ラッキー)

●洗濯だけみんなのお風呂が終わった残り湯を使い夜のうちに済ませる。朝は子どもの準備に専念!掃除などは子どもを送り出してからやる。
(ココナッツにこにこ)

●タイマーを使って、“お母さんお手伝いタイム”を作っています。設定した時間内だけお着替えや仕上げ磨きなどをお手伝いします。(けいたろ)

●子どもがスムーズに準備ができるように、準備物は前日に一緒に用意します。着替えや食事の時間がわからないので、数字で「長い針が3までだよ」と言いながらも、様子を見ては声かけします。時間に間に合ったら、褒めちぎります!(じゅんまゆ)

●離乳食がそろそろ終わる娘のご飯は作りおきや、どうしても時間がなければベビーフードを取り入れています。(みき)

●兄弟で競争させて着替えはスムーズに!(どんぐり)

●子ども達と一緒に早寝早起きを心がけて、子ども達が起きる1時間半前に起床して、朝食の準備、お弁当作り、洗濯機を回すところまで行うことが朝の時間をスムーズに運ばせるキーポイントと思って毎日実行しています。(カエデ)

●お弁当のおかずはできる限り前日に作ったり、下ごしらえを終えておいて、朝は詰めるだけ、仕上げるだけにしています。また、朝スッと起きられるように子どもと一緒に早い時間に就寝するようにしています。(ラビッタ)

教えていただいたのは…

一般社団法人 子育て心理学協会 代表理事 東 ちひろ 先生

幼稚園講師、小学校教諭、中学校相談員、教育委員会勤務を経て、現在は「怒らず、子どものやる気と自信を引き出す」を理念とする「一般社団法人子育て心理学協会」の代表理事として活躍中。著書『ぐずぐず・ダラダラが減る! 子どもが「甘えていいとき・悪いとき」』(PHP研究所)他。

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この記事を書いた人

まみたん編集部

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