【幼児期レシピ】ごはんのおやき
医師と栄養士による食育レシピ~幼児期編~ 成長に欠かせないカルシウムや栄養を手軽に補えるごはんのおやき。 ひじきや野菜など、おかずの残りを混ぜたり子どもと楽しくアレンジしておやつを楽しもう!
今回のポイント
●成長期の子どもにぴったり!
特別な調味料を入れなくても自然の食品に含まれる塩味、旨味、酸味がごはんに合い、小さな子どもにとってもおいしく食べやすいおやつです。
また、カルシウムを多く含む、チーズ、わかめ、ちりめんじゃこ、ごまを使用し、ごはんでエネルギーを補給できるため成長期の子どもに最適です。
●しっかり噛んで食べよう
咀嚼をはじめた離乳期の子どもから、大人まで幅広く、家族一緒においしく食べられるおやつです。
噛む事でいろんな食材の味を味わえるので、咀嚼の練習にもぴったり。
小さい子どもには、薄く延ばして、手に持てるサイズにすると食べやすいでしょう。
材料
2人分
・ごはん…90g
・梅干し…1g
・青ねぎ…6g
・溶けるチーズ…6g
・わかめ(乾)…0.3g
・油…少々
【A】
・ちりめんじゃこ…5g
・粉かつお…少々
・白ごま…小さじ1/2(1g)
エネルギー…96kcal
たんぱく質…2.7g
脂質…1.5g
炭水化物…17.1mg
カルシウム…36mg
鉄…0.2mg
食物繊維…0.3g
作り方
1、具材の準備
ごはんをボウルに入れ、すりこぎで軽くつぶす。
チーズは5mm角、ネギは小口切り、わかめは戻して粗みじん切りにし、梅干しは種を除いて叩く。
ごはんは軽くレンジで温めると、外はカリッ中はもっちりと仕上がる。
2、おやきの形に丸める
①の材料と【A】 を加えて混ぜ、丸くのばす。
3、両面をしっかり焼く
フライパンに油を熱して②を入れ、両面に軽く焦げ目がつくまで焼く。
レシピ提供・監修:大阪母子医療センター
引用書籍:「こどもの心と体の成長・発達によい食事 こども病院の医師と栄養士による食育レシピ」、Ⅰ妊娠期・乳児期、Ⅱ幼児期、Ⅲ学童期・思春期
子どもの食事のお悩みに栄養士さんがアドバイス!
なかなかご飯を食べてくれない幼児期の悩み解決法
【1】
規則正しい生活リズムをつくりましょう。
食事の時間はしっかりお腹をすかせてあげることで食事をよりおいしく感じることができ、苦手な食材にもチャレンジする気持ちが芽生えます。
【2】
咀嚼力がいるものや、苦みや辛味、酸味を強く感じるものを嫌うことが多いです。
切り方や味付け、硬さの調節、盛り付け方の工夫によって食べられるようになることが多いです。
【3】
食べたことのないものに対しては警戒心が強く、食べず嫌いになる場合があります。
少しずつ体験をさせてあげ、少しでも食べられるようになったらしっかり褒めて自信と喜びにつなげてあげましょう。
【4】
食べ物が育てられ、食卓に上がるまでの話を聞かせたり、栽培や収穫、調理の機会を作るなど、違った視点から食べ物を見て、食事は楽しくありがたいものであることを教えていきましょう。
こどもの心と体の成長・発達によい食事
●Ⅰ 妊娠期・乳児期、●Ⅱ 幼児期、●Ⅲ 学童期・思春期
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