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気をつけたい ママの様々な病気

子どもやパパの健康管理はしっかりしても、自分のことになるとつい後回しにしていませんか? この機会に自分の身体を見つめ直そう。

こんな症状は?体のサインチェックシート

自覚症状があればチェックをして、下の症例を確認しよう!

女性に多い病気を知ろう

上のシートで予想以上のチェックにビックリしているママも多いのでは?
女性は体の変化が多く、様々な病気を引き起こす可能性が。
体は日頃からサインを出しているので、気になることがあれば病院へ。

【A】PMS症候群

毎月生理前になると、頭痛や腰痛などの身体的症状が出るほか、イライラしたり落ち込んだり心にも影響が。妊娠・出産の経験をしやすい20~40代に多い。

▼対処法
不規則な生活をしない、ストレスを溜め込まない、バランスの良い食事をするなどライフスタイルの改善を。また生理と関係なく心身ともに不調の場合はうつ状態の可能性もあるので受診を。

【B】甲状腺疾患

成人女性の7人に1人程度はかかる病気。代表的なものはバセドウ病、橋本病などがあり、循環器、消化器などに様々な症状がみられる。薬物療法での治療が多い。

▼対処法
オレンジのチェック項目の上4つにあてはまる人はバセドウ病、下4つにあてはまる人は橋本病の可能性があるため一度検査を受けましょう。更年期障害や産後うつ病と間違えやすく注意が必要。

【C】うつ病

まじめで責任感が強いタイプになりやすいうつ病。原因はそれぞれで、ストレスをはじめ妊娠や出産など身体や環境の変化によって起こることも。

▼対処法
ブルーのチェック項目に5つ以上あてはまる人は心療内科に相談してみましょう。またつらい気持ちを隠さずに周囲に知ってもらうことも大切。すべてを背負わずにサポートしてもらいましょう。

【D】若年性更年期障害

無理なダイエット、不規則な食生活、ストレス、喫煙、産後のホルモン変化などから、ホルモンバランスの乱れが原因で発症する。30~40代に多い。

▼対処法
まずは婦人科へ相談に行きましょう。ホルモン療法や漢方薬など症状に合った治療で改善します。また症状が深刻であれば卵巣機能低下なのか診断してもらう必要があるので迷わず受診を。

\ 子どものためにも健康でいたい! /

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妊娠中・産後 気をつけたい病気

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●妊娠糖尿病
妊娠をきっかけに血糖値が高くなる症状。
糖代謝異常を起こしやすい遺伝的・環境的素因を持つ場合に多く見られる。
産後も糖尿病が発症する可能性が高いので、自己管理や定期的な検査が大切です。

●妊娠高血圧症候群
妊娠20週以降に高血圧やたんぱく尿が出現したり、もともとの高血圧が悪化する疾患。
産後一旦は平常値に戻っても数年後に高血圧になる場合があるので、栄養バランスのとれた食生活や適度な運動を心がけましょう。

産後ケアのススメ

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まずは身体をゆっくり休めて心身ともにケアを。
出産後は家族や友人の協力を得て身体を休めることが大切。
軽いヨガや体操程度ならいつ始めても可能ですが、一般的に運動は1か月健診後がいいでしょう。

受けてほしい定期検診

教えていただいたのは・・・

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大阪母子医療センター
母性内科主任部長
和栗 雅子先生

内科疾患を持つ妊娠中の女性の管理や妊産褥婦の禁煙支援に注力。また妊娠・授乳中の薬の相談も受けている。

和栗先生からのメッセージ
女性に多い病気の症状は心身ともに似ていることが多いので、自己判断やがまんしたりせずに病院を受診しましょう。お子さまの健診の機会に自分の身体も見直しましょう。

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この記事を書いた人

まみたん編集部

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