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【福岡】子どもとのコミュニケーションに悩んでいませんか?~エミリー相談室〈第6回〉

自身の育児ノイローゼの経験から、1人でも多くの子育てに悩むママに寄り添いたい。その想いで、心理学などを学び資格も取得。「イライラしないママになる」などの講座を開催し、参加者は述べ120名を超えるしつもん家・塩見恵美先生。まみママの悩みにもアドバイスいただきました!

子どもとのコミュニケーションに悩んでいませんか?

子育てママの幸せを応援する しつもん家 塩見 恵美先生

子育てママの幸せを応援する しつもん家 塩見 恵美先生

▼今回のお悩み▼

【子どもが発達障害かも。診断を受けるか、受けまいか悩んでいます。】

 相談者のAさんは、5歳の息子さんを通わせている幼稚園から「発達障害の検査を受けた方がいい」と言われ、悩んでいるとのこと。
 なぜ悩んでいるのかというと、
 “レッテルを貼られてしまうようで嫌”
 “確かに少しやんちゃだけれども、そんなに困っていない”
 “検査でどんなことをするのか分からない“
 “診断がついてイジメにあったらかわいそうだから“
 といった理由でした。

検査を受けるか、受けないかを決める前に上記の理由について、「そう思っているのは誰ですか?」と、考えてもらいました。
Aさんは「私と夫、そして義母です」と回答されたので、「では、ほんとうにそうなのか?誰に聞いたら教えてもらえそうですか?」と質問しました。
回答は「発達障害のお子さんを持つひと」ほかには「発達障害を持つ本人」でした。

▼塩見先生からのアドバイス▼

【誰に聞いたら教えてもらえますか?】

 自分の考えは、あくまでも“主観”です。
それが正しいか、正しくないかを決めるのは、他人ではなく本人です。
 “レッテルを貼られてしまうようで嫌”
 “確かに少しやんちゃだけれども、そんなに困っていない”
 “検査でどんなことをするのか分からない“
 “診断がついてイジメにあったらかわいそうだから“
 といった理由は、Aさんたちの主観であって、実際に当事者がそうなるかどうかは分かりません。ここでは年齢が5歳ということもあり、息子さんの思いは全く聞かれていませんでした。

 もちろん、5歳なので判断はつかないでしょう。しかし、判断がつかないのは、Aさんも同じです。経験がないのだから仕方ありません。
ここで考えたいのは、では誰に聞いてみるか?ということ。インターネットで調べてみるのも良いとは思いますが、できれば生の声がオススメ。

Aさんは“発達障害のお子さんを持つひと”“発達障害を持つ本人”に聞いてみたいと思っていらっしゃいましたが、周りに該当する方がいないとのことだったので、私の体験談をお話ししました。
私の娘は学習障害(LD)とアスペルガー症候群を持っており、小学2年生の時に診断をうけました。いま、きちんと診断されてよかったと思っています。

【信じるためになにをしますか?】

 しかし、経験者の体験談をきいてもやはり不安はあります。そんな時には、具体的なテクニックは必要ありません。
もはや信じるしかないと私は思っています。
「必ずこの子なりの幸せな人生を歩むことを信じる」
信じるだけなんて、無責任な・・・と思われるかもしれませんが、未来のことは分からないし、幸せになることを信じていなければ、どんなテクニックもうまくいかないのではないかと考えています。

Aさんは信じるために「発達障害と診断されたけれど、その子の個性を活かして活躍している人を探してみる」ことと「我が子の良いところを毎日手帳に書き留める」と回答されました。
良いところ探しをして、褒める習慣がつくとお子さんの自己肯定感がUPします。
私は、発達障害そのものはそんなに問題ではないと思っています。
発達障害は、得意なことと不得意なことの差がある場合が多く、不得意なことを責められることがあります。それによる自己肯定感の低下のほうが問題だと思うからです。
 ですので、「良いところ」を今からたくさん見つけて、褒める習慣をつけてあげてくださいね。

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この記事を書いた人

まみたん福岡版編集部

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