上手に自分の時間を作るコツを教えて！

子育て中のママは常にやることに追われていますよね。特に家事は毎日やらなければならない上に、意識しない限りエンドレスに発生します。自分の時間を作るためには、この家事をいかに短縮するかが重要なポイント。実際に手を動かしている時間だけでなく、「その家事に拘束される心の時間」を意識してみると見方はぐんと変わってきます。
例えば、洗濯は洗濯機に衣類を投入して回す、干す、取り込む、たたむという4つの工程があります。洗濯機が回っている間は外出できず、洗い終えたらしわにならないようになるべく早く干したいし、雨が降ったり暗くなるまでには取り込みたいという思いがあるでしょう。そう考えると、実際に手を動かしている時間以上に「洗濯」に拘束されている時間は長いのです。それを、洗濯から乾燥まで自動で行う全自動洗濯機を使えばその間は自由に行動できます。現代ママの三種の神器といえる「食器洗い乾燥機」「全自動洗濯機」「ロボット掃除機」は、「あれやらなきゃ！」と焦る心から開放してくれます。

共働きやパパが土日仕事でも ママがリフレッシュできる方法

共働き家庭や、土日もパパがお仕事というご家庭では、ママの負担は大きくなります。子どもと一緒にリフレッシュできる方法があればベストですが、小さいうちはなかなか難しいもの。それならば大人と子どもが別々に楽しめる方法を探しましょう。例えば、私が運営する託児付きランチサービス「ここるく」では、ママはパパやママ友などとゆっくり食事を楽しむことができ、子どもはプロの保育スタッフと楽しく遊んで過ごすことができます。2時間程でも、それぞれが自由に過ごすことで大人も子どももリフレッシュできますよ。

自分の時間を持つことに後ろめたさを感じないで！

赤ちゃんがどのように他人を思いやる心を獲得していくかご存じですか？赤ちゃんが自分以外の誰かの気持ちに応えようとするためには、まず自分自身の気持ちが満たされる必要があるといわれています。それはつまり、人間は自分がきちんと満たされていないと誰かを大切にするのは難しいということ。子育て中のママだって、いつも子どもや家族を優先して我慢してばかりでは、周りの人を思いやるにも限界が来てしまいます。心のメンテナンスが必要ではないでしょうか。ママだって、自分の時間を持っていいのです。ママの心が満たされていれば、ほとんどのママは自動的に子どもや家族のことを考えられるようになり、もっとこうしてあげたいという気持ちが自然と沸き起こってきます。心に余裕がない状態になると、人間誰しも頑張れません。心を少しほぐしてあげれば、自然と頑張れるはず。例えば15分のスキマ時間でも、好きな空間で好きなことができれば心は満たされるのではないでしょうか。

パパに快く子どもの相手を引き受けてもらう方法は？

パパが育児に積極的でない場合は、積極的でない「理由」が分かれば協力を得やすくなるはず。おむつ替えやあやし方がわからないのであれば、慣れるまで何度か一緒にやってみるとよいでしょう。一方でやり方がわかっているのに協力を得られない場合は、虫取りや探検遊びなど、パパの方が上手な遊びを任せてみましょう。「パパのほうが上手だからお願い！」と一任して、ママには出来ない遊びで子どもの世界を広げてくれることを優先しましょう。

祖父母にお願いする場合は気遣いを忘れずに

可愛い孫のためならばと、喜んで預かってくださる方も多いと思います。家族だからとつい甘えてしまいがちですが、お願いする場合は、まず相手に予定がないかを確認しましょう。些細な用事なら予定を変更してくれることもありますが、そういったことが積み重なると相手のストレスになります。毎回でなくても、お願いする場合には相手の好きなスイーツを手土産に持っていくなど、家族であっても気遣いを忘れずに！

ママが自分のために使える時間帯

早朝や、子どもが眠った後に自分の時間を作っているママが多いようです。
※複数回答　※リビングくらしHOW研究所調べ「ワーキングマザー実態・意識調査」より作成

教えてくれたのは…　

株式会社ここるく代表・子育て環境クリエイター・保活アドバイザー山下真実さん

託児付きランチサービス「ここるく」、モンテッソーリを取り入れた「はじめの親子教室」など子育て支援事業を運営。100人100通りの子育ての悩みをロジカルに解決策へと導く。著書に「保育園に入ろう！保活のすべてがわかる本」（洋泉社）がある。