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食育|親子クッキングのススメ メリットは?コツは?食育インストラクターさんに教えていただきました|ともに育つ・育む

食育にもつながる親子クッキング。ママが料理をする姿に子どもや興味津々だけど、難しいしまだ早いかな・・・と思っていませんか?そこで、食育インストラクターのふるや まちこさんに親子クッキングの効果、メリット、注意点、コツ、年齢などについてお話を伺いました。

Food Table Egg · Free photo on Pixabay (27875)

Q.親子クッキングの 効果とは?

親子で料理をすることには、様々なメリットがあります。お子様と食べ物や食に関するコミュニケーションが増え、食べ物だけでなく、自然や生き物などに対する興味関心が深まります。生きるために必要な食べ物を分かち合うことで家族としての絆がより一層強まります。また、調理は手、包丁、ピーラー、キッチンバサミなど、色々な道具を使いますし、実際にさまざまな食材に触れることで、色や匂い、感触などにより五感が刺激され、知育や脳の発達に役立つというメリットも。そしてなにより、自分でお料理を作ることができたという達成感は自信につながります。

Q.子どもと料理をする時に 注意すべきことは?

まず、子どもは物理的に大人と同じ作業ができない場合があることを認識しておいてください。例えば、小さなお子様は、手首の軟骨が大人よりも少ないので、ピーラーなど手首のスナップをきかせた動作が上手くできません。一緒に料理をする時は、なるべく危険が少なく(ケガや火傷の心配が少なくなるように)、片付けが楽な方法、道具、環境をあらかじめしっかり準備しておくことをおすすめします。そして、後片付けまで一緒に行えると、なおいいですね。また、じっくり見守る、思う存分やらせる、などは時間的な余裕がないと難しいので、習い事や次の予定が決まっている時は、避けた方がいいかと思います。いくら子どものためになるとは言え、ストレスを感じる様なことは長続きしないもの。ぜひ、子どもも親もストレスにならないようにお料理を楽しんでくださいね。

Baking Cookies Children · Free photo on Pixabay (27877)

Q.幼児期からできる 料理のお手伝いは?

2~3歳の子どもは、握る力も弱いし、包丁や道具を使う作業は難しいので、まずは道具を使わずにできる調理からはじめましょう。例えば、キャベツやレタスの葉などをちぎったり、もむ、にぎる、丸める、洗うなど、手でできる調理の組み合わせがおすすめです。どのようにしたらちぎれるのか、大人が手本を見せながらゆっくり詳しく説明してあげてください。あとは子どもがやりたいようにやらせて、見守りましょう。また、2~3歳の子どもの集中力が続くのは、個人差はありますが長くても5~15分ほど。なるべく5分程度で作業が完結するような調理が理想的です。もちろん、メニューによっては短時間では難しい場合があるので、休憩をはさむなど工夫をしてあげましょう。

Q.親子クッキングを 楽しむには?

幼い頃から、大好きなお家の方と一緒にお料理をしたことはお子様の記憶にしっかり残り、大人になってからも食べていくのに困らない大人になってくれるでしょう。できる日だけでいいので、少しずつお料理を教えて一緒に楽しむことで、だんだん家事や食事の支度も子どもに任せられるようになりますよ。お料理を通じて、じっくり向き合う時間を少しずつ取るようにしていただけたらと思います。

教えてくれたのは… 

食育インストラクター ふるや まちこ さん

食育インストラクター1級、キッズキッチンインストラクター資格を取得。会社員を経て結婚・出産の後、食育教室おやこキッチンを開講。家庭料理の素晴らしさを伝えるべく親子での実習形式レッスン、食育講座、イベント講師などを行う。

子どもと一緒に作れるカンタンレシピ♪

フルーツミルク 袋に入れてもむだけ。はじめてのクッキングにぴったり!

材料

●お好みのフルーツ… 子どもの手のひらに乗るくらいの量
●牛乳…コップ半分くらい
●砂糖またはメープルシロップ… ティースプーン1杯

作り方

1、食品保存用ビニール袋にお好みのフルーツと牛乳と砂糖またはメープルシロップ少々を入れる。

2、ビニール袋の口をしっかり結び、手でフルーツをもみつぶす。

3、フルーツがつぶれたら、コップに注いでできあがり。

★POINT★
用意するフルーツは酸味の少ない柔らかいもの(いちご、メロン、もも、バナナなど)がおすすめ!

Fruit Fruits Salad · Free photo on Pixabay (30695)

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この記事を書いた人

まみたん編集部

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